2012年10月04日

オジイチャン誕生

オジイチャン誕生スーパーに買い物に行ったら、高校時代の同級生で、「花の木」に入り浸ったり、同じバンドで活動をしていたヨーイチの奥さんとバッタリ会いました。
ヨーイチは、大きな声では決して言えないタイトルのDVDを貸してくれるために、電車に乗ってふたつ先の駅まで私を頻繁に訪ねてくれるので、お互いの近況は知り尽くしています。
高校時代には、「なんでそれを選んだの?」と言う弓道部に所属し、できれば人間の機能から「食べる」動作をなくして欲しいと言うほど、できるだけ面倒なことはしないタイプなのに、チャーハンにまじったタマネギは全部よけることができる繊細な人です。

オジイチャン誕生ふたつ離れた駅から電車に乗ってくるのも、運転するのが面倒だと言う理由なのに、運転しないのだからと「八日目の蝉」で舞台となった小豆島までのバスツアーに参加し、潮が引くと島と本土がつながる道で「エンジェルロードなう」と、記念撮影している人でもあります。

オジイチャン誕生スターウォーズのことからパソコンのことまで、何でも知っている人で、インターネットもない時代に、あまりの博識さに「なんで何でも知っているの?」と聞くと、「新聞や本を読む」と答えてくれたのを機に、活字とは無縁だった私が本の世界にのめり込むきっかけを作ってくれたのもまた彼でした。

あれほどまでに洋楽好きだったヨーイチは、マイナーでマニアックなミュージシャンまで知り尽くす男でしたが、最近は「少女時代」や「perfume(パフューム)」といった私にはとても名前を覚えられそうもないJーPOPアーティストに夢中なようで、スマホの中のプロモーションビデオを仕事の合間に観るのが楽しみなんだそうです。

いつもピリピリすることなく、穏やかに《穏やかじゃない私》の話しを聞いてくれるヨーイチは私にとって安定剤のような存在です。

オジイチャン誕生奥さんに会うのは本当に久しぶりでした。
スーパーの中での立ち話しも、他のお客さんの邪魔になるばかりですが、「私鉄沿線にあるこのスーパーが便利なの」と、ヨーイチ同様ふたつ向こうの駅からよく来ているとのこと。
現在は仕事を辞めて主婦業に専念しているそうです。

オジイチャン誕生「あ、そうそう」と切り出した彼女の話しはヨーイチがオジイチャンになった話しでした。
そういえば、ヨーイチからもウチのムスメ1号よりふたつみっつ上のムスメさんが結婚し、オメデタであることは聞かされていましたが、1週間ほど前にたいへんなお産を経て昨日家に里帰りしてきているとか。
「そーかー、いよいよオジイチャンかぁ。。。」
人んチの話しでありながら、やはり嬉しい報告に話しも弾みます。

オジイチャン誕生「で、どーよ、ヨーイチは?」
「もォ、聞いてよ、自分の子どもたちの時には見向きもしなかったクセに、今は赤の泣き声がすると、どーした、どーしたと呼んでもいないのに寄ってくるし、抱いてみたり、写真を撮りまくってる」と、食うのも面倒臭い男がナニやらせっせと新しい命に関心を寄せている様子。

「だ・抱く・・・」

オジイチャン誕生激変なのか、お爺ちゃんとしての本能にスイッチが入ったのか、想像を越えたヨーイチの行動を我が身に置き換え考えてみるのですが、やはりピンときません。
ヨーイチが私に連絡して来なかったのは面倒臭いからなのでしょうが、デジカメの充電は面倒臭くないのか、撮った写真を管理するのは面倒臭くないのか、赤ちゃんの泣き声はうっとうしくないのか、目の調子はどうだ?やっぱアレか、痛くないのか?と、今度会ったら聞いてみます。

オジイチャン誕生奥さんのカゴに入った生肉も心配なので、ほのぼのした話しを切り上げ、少し優しいキモチになって帰ろうとしたところで釜平の母さんとバッタリ。
そんなサービスはないのに、「こんなに買っても届けてくれないのよ!」といつも言っている母さんに、「お持ちしましょうか?」と聞くと、「今日はちょっとだから持てるわよ!」と。
今夜の釜平のメニューはショボいのでしょうか。。。

ぁ。今日から釜平は「おでん」始まるんだった。




同じカテゴリー(ゆかいな仲間たち)の記事画像
不倫ブーム
黒い瞳の日本人
台風18号
オフクロのアジ
ドーピングカボチャ
新幹線の運転手
同じカテゴリー(ゆかいな仲間たち)の記事
 不倫ブーム (2015-01-22 21:01)
 黒い瞳の日本人 (2014-10-13 17:43)
 台風18号 (2014-10-07 21:27)
 オフクロのアジ (2014-05-08 20:22)
 ドーピングカボチャ (2014-05-06 17:11)
 新幹線の運転手 (2014-05-03 18:54)

上の画像に書かれている文字を入力して下さい
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。