2015年01月04日
就職活動
Q.今日は1月1日ですか?
A.昨日が大晦日で、明日は1月2日。元旦とか元日とかいう言い方もできる日です。そもそもこの日は・・・
「今日は1月1日ですか?」と聞かれたら「そうです」と答えることもできそうですが、新年早々朝まで放送されたナマテレビで、さすがに質問内容は違いますが、核心をつく司会者の質問にのらりくらりと「はいそうです」と言えない政治家の答えは、まさにこんなカンジでした。
司会者がシビレを切らしながら、「はい」なのか「いいえ」なのか!と、同じ質問は何度も繰り替えされましたが、明確な回答は得られませんでした。
政治家流のどうにでも解釈できるような言い回しは、今に始まったことではないのでしょうが、それゆえに私達には正確な方向が伝わりませんし、ご本人は正確に理解されているのか言葉の端端に出てくるカタカナ語がさらに発言を難解なものにしてしまいます。
もっと言ってしまえば、圧倒的多数を誇る与党議員も、最大野党も各党の方針や、他党との差別化を明確な言葉で表現することさえできませんでした。
もちろんこれは無知な私の個人的見解に過ぎないのですが、丁寧な説明を!と繰り返す政治家なら、何時間も放送されるテレビの前で、私にもわかる丁寧な説明をしてもらえたらよかったのにと感じました。
過ぎてみれば解散衆議院選挙は間違いなくあったはずなのに、何事もなかったようにいつも通りの日常です。
それまでは交差点の角で、拡声器を使って早朝から師走の町で、忙しく走り去るクルマたちに向かってアタマを下げながら厳しい顔で演説する候補者の姿も見当たりません。
開票が済んでしまえば昨日の事もすっかり忘れ、国民の多くはクリスマスに向かってまっしぐら・・・ってトコだったのではないんでしょうか。
一昨年の今頃はバナメイエビで大騒ぎだったことも光陰矢のごとし・・・です。
国民の義務だと誰かに教わって来たせいで、選挙には欠かさず行くようにしています。
投票日に行ける時ばかりはないので期日前投票を利用することもあります。
平日の投票は、人影もまばらで、それでいて「義務を果たした感」も味わえるので嫌いではありませんが、今回の衆議院選挙ではどうしても期日前投票ができず、当日までシラックラと先延ばししてしまいました。
大義なき選挙・・・。
代議士の就職活動・・・。
地域の代表を選びたい人達は、大企業や名のある名士ばかりで、どんなに消費税に反対したって、賃金アップを望んだって、もっと言ってしまえば困窮した生活を訴えたところで、聞いてくれる耳はなく、年の瀬に追い詰められて自らの命を絶った知人の知らせに鳥肌が立つ現実さえも、離れでスキヤキを食べている人達にはわからないのかもしれません。
自然災害にしろ、海外からの脅威にしろ、山積した課題があることをわからなくもありませんが、解釈を変えてはぐらかしながら進んでいく日本丸のクルーたちは、未だに身を切る改革には積極的ではないように感じます。
およそ半数の国民が今回の選挙には参加していません。
私の友人たちの中にも、子どもとディズニーランドに行くとか、その日はサッカーの大会があって・・・と、「投票しない理由」は様々ですが、50そこそこの大人が期日前投票を知らないとは思えませんし、批難こそしないものの投票しない理由としてはかなりオソマツな話しです。
投票日だったその日、私も実は棄権をするかどうか迷っていました。
ディズニーランドもサッカーもありませんが、政治家たちのご都合主義の「選挙」に対する反対行動をとってみるのもアリかなと、心が揺れました。
選挙権をいただいてからこっち、どんな選挙でも参加してきましたが、今回の選挙はいつもとは異質なカンジがしていましたし、デキレース的な要素を含みつつ、与党信認を押し付けられるような気もしていました。
で、私は「清水からなら買いにくりゃイイじゃン!」というおばあさんの声に背中を押され、「塩ガツオ」を買うために伊豆に向けクルマを走らせました。
意を決したのは、昼過ぎで、片道3時間程度なら夕方には戻れる計算ですが、道中ドンな楽しいハプニングが起こらないとも限らず、たぶん出発の時点で「棄権」を選んでいたんだと思います。
「塩ガツオ」をゲットして車内に充満したナマ臭いカツオの香りと共に自宅に到着したのは7時40分頃でした。
自宅から徒歩一分ほどの投票会場では、「投票は8時までです」と大きな声を出している関係者の姿を見ての到着です。
「間に合っちゃったか。。。どぉすっか。。。」
迷った時には「ヤル」を選ぶ私は、気が進まないながらも小学校の体育館に向かいました。
案外ギリギリの時間に投票する人が多いのにビックリします。
早朝から寒い体育館を離れられずにいるスタッフの皆さんもお疲れ気味で、この人達を思えば「来てよかった」と思えたりもします。
投票を済ませ、自宅に戻りシャワーをあびてテレビをつけたのが8時半頃。
私の選挙区では既に当選者が決定していました。
「え?今投票したばかりなのに?」
私の投票用紙がカウントされたとは思えず、迷った挙げ句、投票行動をした私としては、かなり拍子抜けなカンジがしました。
どうやら出口調査なんかの情報を元に、当選確実を決めちゃうらしいのですが、間違いなく最後の一枚まで開票し、数えている大勢の人達がいるわけですから、早々に出た結論を横目に、深夜に及ぶ消化試合に達成感もないのかも知れません。
選挙結果が早々に出ることで誰が得をするのか分かりませんが、6時過ぎから特番を組んでテレビの前に国民を貼り付かせるテレビ局だって、できるだけ長く視聴率を稼ぎたいはず。
実際の開票状況を伝えながら、デッドヒートを演出することだってできるはずなのに、あっさり答えが出てしまうのであれば、削ったその場でアタリがわかっちゃうスクラッチくじとナニが違うのかもわかりません。
いつも同じ思いを書きますが、便利を選んで失うものがもしかしたらとても大事なものかも知れません。
選挙は「アタリ」とか「はずれ」ではありませんが、政治離れ、選挙離れが深刻なんだとしたら、もう少し投票した人達に「価値」を味合わせる工夫も必要な気もします。
A.昨日が大晦日で、明日は1月2日。元旦とか元日とかいう言い方もできる日です。そもそもこの日は・・・
「今日は1月1日ですか?」と聞かれたら「そうです」と答えることもできそうですが、新年早々朝まで放送されたナマテレビで、さすがに質問内容は違いますが、核心をつく司会者の質問にのらりくらりと「はいそうです」と言えない政治家の答えは、まさにこんなカンジでした。
司会者がシビレを切らしながら、「はい」なのか「いいえ」なのか!と、同じ質問は何度も繰り替えされましたが、明確な回答は得られませんでした。
政治家流のどうにでも解釈できるような言い回しは、今に始まったことではないのでしょうが、それゆえに私達には正確な方向が伝わりませんし、ご本人は正確に理解されているのか言葉の端端に出てくるカタカナ語がさらに発言を難解なものにしてしまいます。
もっと言ってしまえば、圧倒的多数を誇る与党議員も、最大野党も各党の方針や、他党との差別化を明確な言葉で表現することさえできませんでした。
もちろんこれは無知な私の個人的見解に過ぎないのですが、丁寧な説明を!と繰り返す政治家なら、何時間も放送されるテレビの前で、私にもわかる丁寧な説明をしてもらえたらよかったのにと感じました。
過ぎてみれば解散衆議院選挙は間違いなくあったはずなのに、何事もなかったようにいつも通りの日常です。
それまでは交差点の角で、拡声器を使って早朝から師走の町で、忙しく走り去るクルマたちに向かってアタマを下げながら厳しい顔で演説する候補者の姿も見当たりません。
開票が済んでしまえば昨日の事もすっかり忘れ、国民の多くはクリスマスに向かってまっしぐら・・・ってトコだったのではないんでしょうか。
一昨年の今頃はバナメイエビで大騒ぎだったことも光陰矢のごとし・・・です。
国民の義務だと誰かに教わって来たせいで、選挙には欠かさず行くようにしています。
投票日に行ける時ばかりはないので期日前投票を利用することもあります。
平日の投票は、人影もまばらで、それでいて「義務を果たした感」も味わえるので嫌いではありませんが、今回の衆議院選挙ではどうしても期日前投票ができず、当日までシラックラと先延ばししてしまいました。
大義なき選挙・・・。
代議士の就職活動・・・。
地域の代表を選びたい人達は、大企業や名のある名士ばかりで、どんなに消費税に反対したって、賃金アップを望んだって、もっと言ってしまえば困窮した生活を訴えたところで、聞いてくれる耳はなく、年の瀬に追い詰められて自らの命を絶った知人の知らせに鳥肌が立つ現実さえも、離れでスキヤキを食べている人達にはわからないのかもしれません。
自然災害にしろ、海外からの脅威にしろ、山積した課題があることをわからなくもありませんが、解釈を変えてはぐらかしながら進んでいく日本丸のクルーたちは、未だに身を切る改革には積極的ではないように感じます。
およそ半数の国民が今回の選挙には参加していません。
私の友人たちの中にも、子どもとディズニーランドに行くとか、その日はサッカーの大会があって・・・と、「投票しない理由」は様々ですが、50そこそこの大人が期日前投票を知らないとは思えませんし、批難こそしないものの投票しない理由としてはかなりオソマツな話しです。
投票日だったその日、私も実は棄権をするかどうか迷っていました。
ディズニーランドもサッカーもありませんが、政治家たちのご都合主義の「選挙」に対する反対行動をとってみるのもアリかなと、心が揺れました。
選挙権をいただいてからこっち、どんな選挙でも参加してきましたが、今回の選挙はいつもとは異質なカンジがしていましたし、デキレース的な要素を含みつつ、与党信認を押し付けられるような気もしていました。
で、私は「清水からなら買いにくりゃイイじゃン!」というおばあさんの声に背中を押され、「塩ガツオ」を買うために伊豆に向けクルマを走らせました。
意を決したのは、昼過ぎで、片道3時間程度なら夕方には戻れる計算ですが、道中ドンな楽しいハプニングが起こらないとも限らず、たぶん出発の時点で「棄権」を選んでいたんだと思います。
「塩ガツオ」をゲットして車内に充満したナマ臭いカツオの香りと共に自宅に到着したのは7時40分頃でした。
自宅から徒歩一分ほどの投票会場では、「投票は8時までです」と大きな声を出している関係者の姿を見ての到着です。
「間に合っちゃったか。。。どぉすっか。。。」
迷った時には「ヤル」を選ぶ私は、気が進まないながらも小学校の体育館に向かいました。
案外ギリギリの時間に投票する人が多いのにビックリします。
早朝から寒い体育館を離れられずにいるスタッフの皆さんもお疲れ気味で、この人達を思えば「来てよかった」と思えたりもします。
投票を済ませ、自宅に戻りシャワーをあびてテレビをつけたのが8時半頃。
私の選挙区では既に当選者が決定していました。
「え?今投票したばかりなのに?」
私の投票用紙がカウントされたとは思えず、迷った挙げ句、投票行動をした私としては、かなり拍子抜けなカンジがしました。
どうやら出口調査なんかの情報を元に、当選確実を決めちゃうらしいのですが、間違いなく最後の一枚まで開票し、数えている大勢の人達がいるわけですから、早々に出た結論を横目に、深夜に及ぶ消化試合に達成感もないのかも知れません。
選挙結果が早々に出ることで誰が得をするのか分かりませんが、6時過ぎから特番を組んでテレビの前に国民を貼り付かせるテレビ局だって、できるだけ長く視聴率を稼ぎたいはず。
実際の開票状況を伝えながら、デッドヒートを演出することだってできるはずなのに、あっさり答えが出てしまうのであれば、削ったその場でアタリがわかっちゃうスクラッチくじとナニが違うのかもわかりません。
いつも同じ思いを書きますが、便利を選んで失うものがもしかしたらとても大事なものかも知れません。
選挙は「アタリ」とか「はずれ」ではありませんが、政治離れ、選挙離れが深刻なんだとしたら、もう少し投票した人達に「価値」を味合わせる工夫も必要な気もします。
Posted by Nori at 21:39│Comments(0)
│独り言