2013年01月15日
バンジキュース!

もぉ、何年もいただいているお仕事なので、今さら打ち合わせもないのですが、会場が変わったり、電話だけでは伝えられないと「いいじゃん、顔を見たいのよ」と来てくれました。
先生は60歳前後と思われますが、それよりも若いと言えば若くも見える年齢不詳の美人先生です。
私が中学生の頃にはすでにお教室を持っていたように覚えていて、お顔立ちのはっきりした先生は双子だったこともあり、友人たちの間でも評判の美人姉妹でした。

「カラダのことが心配になったらアウトよ」と「タバコも酒も元気な時には欲しいものよ」と続け、「カラダに悪いものはちゃんと欲しくなくなるから大丈夫!」とさらに念を押した上で、「70にもなって急に禁煙するなんて言い出した友達はすぐ死んだわよ」とやっぱりこの世代の先輩たちと話していると死んだヒトの話になってしまいます。

「禁煙じゃなくて、吸いたくなくなったんだと思う」と聞けば、なるほどとさすがに人生の先輩はおっしゃることが違います。
一般論や、テレビなどで紹介されるカラダにイイコトは、体調不安を感じる人たちのものだと常日頃思っている私は、目からウロコと言うか、タバコをやめられない私は元気なんだと納得します。
かつてバラ屋のクリチャンが、酔った時の記憶がまったくないことから、メモを取る習慣を始めたことを思い出しました。


「照明や舞台装置を担当する会社が変わったの」と言われても答えは一緒ですが、保護者の視線を気遣い、一人でキリモリする先生のご苦労を考えれば、 答えはないものの、相談に乗ってみたりしている自分が好きです。

「キュース?」
「あらヤダ!キュースって言わないのかしら・・・」
「・・・?」
「お茶よ、お茶!ここでいただくお茶で結構よ


「アタシはもう呑み歩かなくていいのよ。週に1本。350の缶ビールで充分よ」と、先生の持論をもってすれば、呑めなくなった以上、死期の予感。
「いつでもキュース!バンジキュース!」とゲラゲラ笑っていますが、「万事休す」はブラックユーモアなのか、なにか宣告されちゃってるのか、一応一緒になって笑い飛ばしておきました。
「プログラムの完成は発表会には間に合うわよね?」と、何度も念を押しながらお帰りになる後姿は足取りも軽く、まだまだ体調不安はなさそうです。
ちなみに今日が1月15日で、バレエの発表会は平成25年5月3日です。
こんなに納期をいただける仕事は他で経験したことはありません。
Posted by Nori at 19:21│Comments(0)
│ゆかいな仲間たち