2012年11月21日

ぶらりと紅葉

ぶらりと紅葉すっかりカゴの鳥となり、行動半径も数キロ以内で、そりゃ煮詰まるわな・・・と、楽しみにしていた子ども会のみんなとの富士山のふもと、青木ヶ原樹海探険でリフレッシュ!と思っていた矢先、同じ日にヨンドコロのない事情と重なり、敢え無く欠席で・・・、モンモンしているところにナイスなヤボ用の登場で、「それなら!」とついでに足を伸ばし、「んじゃ、行ってみっか」と進路を信州方面に向けてみることにしました。

清水から新東名に乗り、富士方面を目指します。


ぶらりと紅葉初めての新東名ですが、足慣らしにと乗り込んだクルマのナビはなんと新東名対応バージョンに進化しており、現在位置もちゃんと道の上に表示されています。
初体験とはいえ、所詮「新富士インター」で降りればいいだけのこと。
「新富士インター」は以前ネットで、位置は確認しており、距離も料金も従来の「東名富士インター」と変わらないことも知っていました。
ブームには一切乗らないタチの私は、未だ「満車」表示されている話題のサービスエリアも素通りし、海の見えない新東名を、なるほど広くて走り易く、あっという間に「新富士インター」に到着しました。

ぶらりと紅葉新富士ごときでナビに頼ることもないと、タカをくくっていたのですが、インターを出たところの別れ道でまさかの失敗をしてしまい、もう一度新東名に乗ることになってしまいました。清水まで戻るのもバカバカしく、絶対無視するはずのサービスエリアからなら一般道へ出られる可能性を信じ、沼津方面に。
ほどなくしてウワサの「駿河湾沼津サービスエリア」に到着しました。こちらのサービスエリアはまだまだ駐車場に余裕がありました。

テレビで大騒ぎを見ていましたが、意外にも小ぶりな施設にショボさを感じ、トイレを済まし、それでもと施設内を歩いてみるのですが、みんなが絶賛し大騒ぎしている意味は全くわかりませんでした。
お掃除をしているオジさんが、ETC車でもサービスエリアから一般道へは出られないことを教えてくれたので、やむなくそのまま沼津まで走ります。このあたりは海が一望できます。沼津で折り返し、今度はナビに通過地点となる「まかいの牧場」と入力し、ここは素直にクルマに連れて行ってもらうことにしました。
新東名の呪縛から解かれ、一般道に無事合流しますが、なぜでしょう、いつになく渋滞していました。

ぶらりと紅葉行楽シーズンと言われるタイミングからは少しズレているようにも感じますが、朝霧高原を抜けるにはこの一本道しかなく、一番先頭の運転手にがんばって急いでもらうことを祈るだけです。
クリチャンたちが樹海の探険をしているはずの西湖付近を通過する頃にはお昼を回り、おなかの虫も鳴いていますが、今さら、子ども会に合流することができるはずもなく、精進湖を過ぎ、上九一色村を抜けたあたりに見えてくるコンビニに並ぶオニギリを目指します。
精進湖を通過しながら見える山々は鮮やかに染まり正に紅葉真っ最中で、こんな景色を楽しめる歳になったかと、時折道幅全体に巻き上がる落ち葉にもまた季節を感じながら走り続けます。

目的のコンビニは閉店していました。移転したのかもしれませんが、便利なコンビニだったし、交通量も少なくなかったのですが、閉まっていることに代わりはありません。力づくでシャッターを開けたとことで、もぬけの殻でしょうから、長坂あたりのそば屋までガマンです。

甲府南から乗った中央道はいつも通り快適に走れます。長坂インターを降りると時刻は1時半をちょっと回ったところです。そば屋さんまではアト数分です。
ぶらりと紅葉そば屋にノレンが出ていることを確認し、お店の裏手にある駐車場にクルマを停めると、おいしそうな柿を発見しました。道中でもたわわに実る柿をたくさん見かけました。
手の届く距離ですが、これまで順調に逮捕されずに来たことを振り返ると、この歳になって警察沙汰になるわけにもいかず、お店に急ぎます。
絶対、間違いなくさっきまで出ていたノレンは仕舞われ、鍵まで閉まっていました。

ドアをガタガタゆすればきっとお店の人は気がついて出てきてくれるんでしょうが、無理を言ってアタマを下げる必要もないかと、ずいぶん大人になりました。

ぶらりと紅葉それではと、通い慣れたそば屋で腹を満たし、当初の予定では野辺山あたりでカクさん常宿に挨拶して帰る予定でしたが、野辺山の紅葉は楽しむにはちょっと遅かったようで、せっかく来たのだからと思いきって八千穂高原まで足を伸ばしてみることにしました。
道路の上の気温表示は1℃。佐久の方はもう少し寒いかも知れません。
0℃を表示している電光掲示板もありましたが、車窓から手を出してみても数字通りには感じません。

ぶらりと紅葉それでも高原に向かう山道はアチコチが通行止めとなっていて近い将来、我が身に降りかかるかもしれない不安をあおります。
4駆モードに切り替えて万全を期し、いよいよ山頂付近では降り積もった雪に出会います。
幸い、道路の除雪はされているようです。
白樺の群生林に差し掛かる頃には雪の気配も消え、幻想的な景色を楽しませていただきました。

ぶらりと紅葉 ぶらりと紅葉 ぶらりと紅葉  

すっかり陽も落ち、往路では雲にスッポリ隠れていた八ヶ岳も姿を現わし、振り返れば富士山もシルエットになって復路の羅針盤となってくれているようです。
ぶらりと紅葉 ぶらりと紅葉 ぶらりと紅葉


こんなにゆっくりしたのは久しぶりです。
いい空気をおなかいっぱい吸い込んで、やっぱり景色に感動して、また明日から元気に仕事です。

スタート時にはわずか30キロだったクルマの走行距離も480キロになりました。
ツジクン、オイル交換してくれるかな。。。




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Posted by Nori at 09:37│Comments(0)ぶらり旅
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