2013年10月02日
出会い頭の損得
サンポさんチのムスメさんが自転車通学途中で事故にあったと第一報が入ったのは午前9時前。
詳細はまだわからず、私も動くことができない環境にあって、とりあえず警察への連絡を促し、気をもみながら保険屋でもある有能な車屋ケンチャンにヘルプを頼むと、5分で現場に行けると。
様々な事故を処理してきているケンチャンが現場に行ってくれるのであれば、私の心配のほとんどは解消されます。
1時間ほど経ってサンポさんから連絡が入り、生々しい事故の様子を聞けば、歩くことはできるものの、顔から落ちたムスメさんの前歯は折れ、顔は腫れ、落ちた衝撃で首や鎖骨にもダメージがあるとか。
「まぁ、生きてりゃイイ」
そんな言葉が慰めになるのかどうかはわかりませんが、サンポさんがただムスメのケガを心配するだけの親でないことはこれまでの付き合いで存じ上げております。
現場に到着した時には既にムスメさんは救急車で運ばれたアトで、当事者の30代に見える女性と警察官が現場検証をしていたと言います。
どうやら、一旦停止の義務付けられた側道と、幹線道路の合流地点での出合い頭の事故を避けようとしたムスメさんが、とっさにハンドルを切り、雨に濡れた路面ですべって転倒してしまったもので、接触はしていなかったようです。
ぶつかっていないことがポイントとなるらしく、当事者の女性は停止線の前で完全に止まっていたことを主張しているように見えたと言います。
関係者なのか、野次馬なのか「ぶつかっていないこと」を応援するヤカラまで出てくれば、ムスメさん側に非があるかもしれないと自分の立ち位置を正しくキープしていたようですが、現場でのやり取りを終え、病院でプチ整形に大失敗したような変わり果てたムスメさんから直接話しを聞けば、あまりにも食い違う話しにサンポさんらしいサンポさんが出てきちゃいます。
しかも関係者に見えたバァサンが、ただの近所のバァサンで、ムスメさんに浴びせたという罵声の数々にホンモノのサンポさんが立ち上がります。
それには5分で到着しちゃったケンチャンも同意していて、現場に向かう途中で「救急車を追いこしそうになっちゃったよ」と言うケンチャンまでもが、そのバァサンから「保険屋の到着が早過ぎる!アンタら怪しい!」とあらぬ疑いをかけられたことを挙げ、穏やかなケンチャンがブチ切れそうになったと連絡が入っていました。
「ヒトゴト」とはこういうことなのか、「まぁまぁ、電話でのやり取りもナンだから落ちついたらその時に」と、電話の向こうできっとジャブやストレートを繰り出しているであろうサンポさんの電話を切りました。
ほどなくしてケンチャンから「はるちゃ~ん、遊べるぅ~?」といつものアンポンタンな電話が入り、「ありがと、ありがと」と御礼を言うと、サンポさんとは面識があるものの、ムスメさんとは初対面だったケンチャンは、現場での自己紹介が恥ずかしかったとハニカみます。
夕方オフィスに現れたケンチャンは、保険屋らしくこちらの権利をアドバイスしてくれます。
医療費などの保障は当然のコトながら、打撲したカラダで通学ができないのであれば、サンポさんが送迎をしなければならないと一般人は思うのですが、それでサンポさんの仕事に影響が出るのであれば、完治するまでの期間、通学ばかりでなく通院にもタクシーが使えるコトや、バイトに行けないのであればそれも保障の対象になること、さらには急な事故で欠勤扱いになってしまったサンポさんの給与の保障もあるのだと言います。
壊れた自転車や洋服、ケータイなども写真に撮っておくようにと細かなアドバイスも加わりました。
死亡事故ではないので、よほど親切な保険会社でない限り、こちらが言い出さなければ、保険会社はできるだけ黙っているようです。
なるほど悪徳敏腕保険屋の言うことにはド素人の私達には気付けないアドバイスがたくさん詰まっています。
とりあえずできる限りの処置は済んだと言うサンポさんもオフィスに現われると、あまりにもパーフェクト過ぎる保障の主張に、「これってプロの被害者みたいに思われないか?」とサンポさんらしくなく戸惑いますが、「言わなきゃ保険会社が得するだけ」というケンチャンの言葉に、自分以外の人が得することだけは許せないサンポさんのウルトラソウルに火がつきます。
いわゆる「イレ知恵」により理論武装も完璧となったサンポさんの戦いは始まりました。
損だ得だと言う話ではなく、ナニかが足りなくて、どちらにも悪意がない以上、クルマの女性にとってもムスメさんにとっても痛みを伴う不運な事故ではありますが、加害者にも被害者にもならないように注意しないといけないなと改めて思ったエピソードでした。
Lights on! before the dark!と、夕暮れ時の早めのヘッドライトオンをラジオも大声で繰り返し呼びかけています。
詳細はまだわからず、私も動くことができない環境にあって、とりあえず警察への連絡を促し、気をもみながら保険屋でもある有能な車屋ケンチャンにヘルプを頼むと、5分で現場に行けると。
様々な事故を処理してきているケンチャンが現場に行ってくれるのであれば、私の心配のほとんどは解消されます。
1時間ほど経ってサンポさんから連絡が入り、生々しい事故の様子を聞けば、歩くことはできるものの、顔から落ちたムスメさんの前歯は折れ、顔は腫れ、落ちた衝撃で首や鎖骨にもダメージがあるとか。
「まぁ、生きてりゃイイ」
そんな言葉が慰めになるのかどうかはわかりませんが、サンポさんがただムスメのケガを心配するだけの親でないことはこれまでの付き合いで存じ上げております。
現場に到着した時には既にムスメさんは救急車で運ばれたアトで、当事者の30代に見える女性と警察官が現場検証をしていたと言います。
どうやら、一旦停止の義務付けられた側道と、幹線道路の合流地点での出合い頭の事故を避けようとしたムスメさんが、とっさにハンドルを切り、雨に濡れた路面ですべって転倒してしまったもので、接触はしていなかったようです。
ぶつかっていないことがポイントとなるらしく、当事者の女性は停止線の前で完全に止まっていたことを主張しているように見えたと言います。
関係者なのか、野次馬なのか「ぶつかっていないこと」を応援するヤカラまで出てくれば、ムスメさん側に非があるかもしれないと自分の立ち位置を正しくキープしていたようですが、現場でのやり取りを終え、病院でプチ整形に大失敗したような変わり果てたムスメさんから直接話しを聞けば、あまりにも食い違う話しにサンポさんらしいサンポさんが出てきちゃいます。
しかも関係者に見えたバァサンが、ただの近所のバァサンで、ムスメさんに浴びせたという罵声の数々にホンモノのサンポさんが立ち上がります。
それには5分で到着しちゃったケンチャンも同意していて、現場に向かう途中で「救急車を追いこしそうになっちゃったよ」と言うケンチャンまでもが、そのバァサンから「保険屋の到着が早過ぎる!アンタら怪しい!」とあらぬ疑いをかけられたことを挙げ、穏やかなケンチャンがブチ切れそうになったと連絡が入っていました。
「ヒトゴト」とはこういうことなのか、「まぁまぁ、電話でのやり取りもナンだから落ちついたらその時に」と、電話の向こうできっとジャブやストレートを繰り出しているであろうサンポさんの電話を切りました。
ほどなくしてケンチャンから「はるちゃ~ん、遊べるぅ~?」といつものアンポンタンな電話が入り、「ありがと、ありがと」と御礼を言うと、サンポさんとは面識があるものの、ムスメさんとは初対面だったケンチャンは、現場での自己紹介が恥ずかしかったとハニカみます。
夕方オフィスに現れたケンチャンは、保険屋らしくこちらの権利をアドバイスしてくれます。
医療費などの保障は当然のコトながら、打撲したカラダで通学ができないのであれば、サンポさんが送迎をしなければならないと一般人は思うのですが、それでサンポさんの仕事に影響が出るのであれば、完治するまでの期間、通学ばかりでなく通院にもタクシーが使えるコトや、バイトに行けないのであればそれも保障の対象になること、さらには急な事故で欠勤扱いになってしまったサンポさんの給与の保障もあるのだと言います。
壊れた自転車や洋服、ケータイなども写真に撮っておくようにと細かなアドバイスも加わりました。
死亡事故ではないので、よほど親切な保険会社でない限り、こちらが言い出さなければ、保険会社はできるだけ黙っているようです。
なるほど悪徳敏腕保険屋の言うことにはド素人の私達には気付けないアドバイスがたくさん詰まっています。
とりあえずできる限りの処置は済んだと言うサンポさんもオフィスに現われると、あまりにもパーフェクト過ぎる保障の主張に、「これってプロの被害者みたいに思われないか?」とサンポさんらしくなく戸惑いますが、「言わなきゃ保険会社が得するだけ」というケンチャンの言葉に、自分以外の人が得することだけは許せないサンポさんのウルトラソウルに火がつきます。
いわゆる「イレ知恵」により理論武装も完璧となったサンポさんの戦いは始まりました。
損だ得だと言う話ではなく、ナニかが足りなくて、どちらにも悪意がない以上、クルマの女性にとってもムスメさんにとっても痛みを伴う不運な事故ではありますが、加害者にも被害者にもならないように注意しないといけないなと改めて思ったエピソードでした。
Lights on! before the dark!と、夕暮れ時の早めのヘッドライトオンをラジオも大声で繰り返し呼びかけています。
Posted by Nori at 17:23│Comments(0)
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