2013年07月12日

オンブゼミ

オンブゼミ昨日、セミが鳴き始めました。
昨年は18日に鳴き始めたと私のブログに書いてあるので、10日ほど早い登場です。
何を察知して地上にでてくるのか、もう少し涼しい時期に出てくれば案外長生きもできそうな気もしますが、カラ梅雨だと言われる今年の日本で、降水量を合図にしているとも思えず、気温を合図にしているのなら昨日でも良かったような気もします。
随分長いコト地中にいるのですから、気候で狂い咲きしちゃう植物のように間違って出てきちゃいそうなモンですが、ちゃんとこの時期に出てくるのはホントに不思議です。

オンブゼミ子どもの頃に、ムギワラ帽子をかぶってランニング姿で、セミ取採りに走り回っていた意味を思い出してみようと思いましたが、カブトムシやクワガタならともかく、短命だとわかっているセミをなぜ追いかけていたのか全く思い当たりません。
たくさん捕まえて誰かに自慢したかったわけでもなく、持ち帰ったセミが部屋の中で鳴き出して、母の逆鱗の触れたことを思えば、単なる殺生を繰り返していた少年だったのかと結論付ければ、このアト出てくるであろう、タモを持った少年たちに教えてあげた方がいいのかも知れないと、いつものカウンターでつぶやけば、「うるさ過ぎるセミたちを間引く本能が子どもたちにはある!」と、大人は絶対やらないコトを前提に、まことしやかに言い切るヨッチャンは、「短命とはいえ、子どもたちが採ってくれないでアノ絶対量が維持されれば、鳴り響く超音波まがいの騒音に耐えられるはずはない!」と言います。
オンブゼミ「セミはアリのエサになるために生まれてくるのか?」と聞いてみれば、樹液を吸う事で、樹木の役に立っているらしい話しをしてくれますが、ホントかどうかは謎のままです。
セミが飛び立つ時にオシッコをするのは、自分の体重を軽くして飛び易くすると言う話しには「なるほど」とうなづいてみますが、飛んでった先で、また樹液を吸っちゃえば軽くした体重は元に戻っちゃうわけで、わずかな栄養を吸収し、大半をオシッコにして飛び回るのだとすれば、なんとも非効率な生き物です。
だったら羽をあきらめ、保護色のカラダで樹木の模様に溶け込み、無駄に体力を使う事なく、1日でも長く1本の樹での一生を過ごす進化もできたかも知れないと言えば、「その樹にメスがいないと困る。。。」のだそうです。

オンブゼミ小学生時代に「オンブゼミ」とか、「ダブル」と呼び、珍しい姿に見えたふたつの固体が、子孫繁栄の儀式を公然と行っていた事に「ハタ」と気づきます。

今も尚、地中で来年の夏を待っている大量のセミたちが、斬新な進化を遂げて登場する事はなさそうですが、進化ついでに「風鈴」のようにはムリだとしても「鈴虫」程度の鳴き声に変更修正していただける事を望みます。

オンブゼミまだまだ本格的に登場していないのか、鳴き声が聞こえるものの、すぐに鳴きやむように感じます。
せっかく出てきてひと鳴きして、このバカバカしいほどの暑さに力尽き、「ポトッ。。。」ってコトになっていないといいのですが。。。

「セミ採り少年」の絶対量も減り、セミが減らないコトを憂いた地球が、セミの命を奪うほどの猛暑を、自然のオキテに従って引き起こしているのであれば、エアコンの効いた部屋でムダなエネルギーを持て余す事なく、思う存分「セミ採り少年たち」のご活躍に期待致します。     



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