2012年08月14日

帰る故郷がない

帰る故郷がない生まれも育ちも「清水の次郎長の街」清水。
地元ではこういう書き方を好まない人も少なくなく、本当は「草薙大龍勢の街」草薙(くさなぎ)と書きたいところですが、奇祭・珍祭と言われ、県の無形文化財に指定されている「草薙大龍勢」は、本来なら街を象徴するお祭りと言っていいほど立派で伝統のあるお祭りながら、地元の人さえも「ナニソレ?」と聞き返すほどのお祭りで、毎年お祭りの式典の中でマイクを使ってご挨拶されるエラい人たちには一層のご尽力を賜りたい所存です。
関係者の高齢化に伴い、龍勢保存会が、龍勢を作る会になっていることに早く気づいて欲しいと思います。


それはさておき、ココしかない故郷から帰省する必要もない私は、新幹線や高速道路の混雑具合を知らせるニュースを見ても「なんでだか?」といつも思っております。

帰る故郷がないお盆のシーズンになれば、この帰省ラッシュを避け、早起きをして向かった信州八ヶ岳から穂高方面への避暑旅行も「ドコまで行っても1000円の高速道路」の頃から、無駄に混む道路と、景気低迷のアオリをモロに受けた私の足は、自然と遠退いてしまいました。

ムスメたちも大きくなり、会社のお休みの都合や、いいお友達に囲まれるようになると、「思いがけず旅・・・」のようなシチュエーションは、土下座してお願いしても難しいい現状にも直面しております。

帰る故郷がない現在では企業の夏休みも割と長くなり、10日近い休暇をとれる方もいらっしゃるようですが、退屈な家での休暇を過ごすなら「帰ってみるか?」と言うノリなのでしょうか?


帰る故郷がない混雑する事がわかっていても、ちゃんと高速道路を埋め尽くし、発表される人数を聞いて驚くほどの人が空港から溢れだします。
力のない私には、海外旅行など思いつくはずもないのですが、どんなにガソリンが高騰していようが、混雑していようが繰り返されるこの光景を見れば「本当に不景気なのか?」と、自分だけが大掛かりなドッキリカメラかナンカにダマされているのではないかと思うほどです。

帰る故郷がないあくまでも帰省などする必要もない私が感じる事ですが、この光景を見た国会議員の先生方は「アト5パーくらい上げても大丈夫だな!」と思っちゃうんじゃないかと心配になります。

「ガソリンが高くて帰れない」って人も「オカネが無いから3人で帰ってきたよ」という4人家族に会った事もありません。
もちろんそういう人もいるでしょうし、「ゴールデンウィークはやめて、盆暮れだけの帰省にしたよ」って家族もいるんだと思いますが、それでもこれだけの大移動がニュースになるのは事実です。

帰る故郷がない「孫に会える」と楽しみにしているお爺ちゃんお婆ちゃんもたくさんいるのでしょう。
久しぶりに会うお父さんお母さんのいる故郷で、懐かしい味に再会する人たちもいるんだと思います。
お墓参りで、ご先祖様に手を合わせたり、そこで久しぶりに会う親戚の面々と交流を深める場面も想像できます。

家にいても退屈な1週間。
だったら故郷で羽を伸ばそう!
お爺ちゃん達も喜ぶぞ!

いずれ嫁ぐであろう二人のムスメが、にぎやかな家族を連れて「帰省」ならぬ「寄生ラッシュ」してくれることを覚悟し、楽しみにしたいと思います。    



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Posted by Nori at 11:13│Comments(0)独り言
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