2014年06月03日

ウスいご縁

ウスいご縁相手はどう感じているかはわかりませんが、こちらが一方的に知っている人達がだいぶ増えました。
朝夕合計40分の「自転車散歩」を始めてマル2ヶ月。
最近では60分ほどに増やす余裕もできてきました。
体重計に乗るのが楽しみなほどの実感は、自分で言うほど皆さんには認められていないようですが、確かにその成果はあります。
雨の日以外は、ほぼ毎日。継続はチカラなり・・・です。
毎朝7時前後に家を出て、決まったコースを走りますが、早朝だというのに、たくさんの人達が活動しています。

ウスいご縁通勤のサラリーマンや、工事の準備をする作業員、ゴミ出しをしているお年寄りや、集団登校をしている小学生に加え、彼らを横断歩道で見守るお母さん達や交通指導員の姿も見ることができます。
巴川を渡る頃に出会う女子高生3人組のうち、メガネ美人の子に会うと「イイ一日が始まった」気分になりますが、2ヶ月の間にはその子だけいない日があったりして「調子が悪いのか・・・?」などと変態オヤジは要らぬ心配をしたりします。
彼女に会うのが楽しみで続けられているのかも知れません。

ウスいご縁先日の朝、母校の近所を走っていると、倒れた自転車の横で血だらけの高校生がうずくまっているのを見つけました。
ワイシャツ姿のサラリーマンと、たまたま通りがかったのかオジイさんがすでに介抱していて、「大丈夫?」と停まった私に「マンホールですべったらしい・・・」と事の成りゆきを教えてくれます。
狭い道とはいえ、クルマも通る道の真ん中では危険だからと、彼の自転車を路肩に寄せ、持っていたタオルを渡しました。
「それにしてもハデに転んだモンだ」と彼を自転車の横に移動させ、救急車が必要か?と訪ねると、「学校はすぐソコなので・・・」と後輩でした。
「一緒に行ってやるよ」と先輩と後輩以外の共通項のない私が言うと、「だいじょうぶです」と立ち上がりました。
曲った彼の自転車のハンドルはワイシャツさんが直してくれて、ちゃんと動きそうでした。
少年は顔を抑えた血だらけのタオルにハッとして「あのぉコレ・・・」と言いますが、「オレよりキミの方が必要だろ」と記念にプレゼントしました。
ウスいご縁登場人物達はそれぞれの目的に向かい、「ナニかの縁」は解散しました。
「アイツちゃんと保健室行ったかなぁ。。。保健室の先生はヤッパ美人なのかなぁ。。。それでエッチなのかなぁ。。。アイツ今日オトコになるのかなぁ。。。」と下世話な連想ゲームは尽きませんが、急激な便意に襲われてコンビニに飛び込めば、脳みそはすっかりリセットされ、少年とのウス~イご縁は幕を閉じました。

ウスいご縁あれから数日経った昨日、夕方の自転車散歩をしていると、前から顔中バンソコだらけの高校生が走ってきました。
通り過ぎたところで「アッ!」と気づき、お互いが自転車を停めました。
「彼」でした。
「ありがとうございました!」と痛々しい顔で爽やかに言うので、保健室の先生とのその後の進展については聞けませんでしたが、結局病院に連れてかれ、一番大きかった傷口は縫ったんだそうです。
「そりゃ、血ィドボドボ出ちゃうわな」と半笑いの私に関わりたくないのか、「ホントありがとうございました!」と爽やかに去っていきました。
ウスいご縁名前とか聞かれりゃ「通りすがりのチリメン問屋」くらいのワザは持っていますが、それすら聞かないって最近の高校生は!と、若き日の自分を顧みることなく元気に走り去る後輩の背中を見送りながら、挨拶ができたことを誉めてやれなかった未熟な自分に撃沈です。

最近の学生は!で思い出しましたが、居酒屋でバイトをする県大生のフーチャンは「もろきゅう」を「モロ!きゅうり」の事だと言い張ってました。
少子化問題もさる事ながら、まずはお母さんになる人達の問題の解決が望まれそうです。     ウスいご縁



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Posted by Nori at 19:13│Comments(4)独り言
この記事へのコメント
お久しぶりです。いつも楽しく拝見いたしております。
以前飲みのお誘いを致しましたがその後体調を崩したり、忙しかったりで連絡できませんでした。万全になったらまた連絡させてもらいます。ごめんね。

モロキュウの彼女はもしかしてSでバイトの子ですか?その子であれば少し前に演劇の関係で飲む機会がありました。あの頃から調子が悪くなりました。
Posted by あーちゃん at 2014年06月04日 06:10
 おはようございます。いつも楽しみに拝読させていただいてます。
人生の中で・・「出会う人」って何人くらいいるんでしょうね。濃い人も・・薄い人も・・。私には家族よりながーく付き合っている方がいます。昭和44年の3月が出発点ですから、お互い・・腐れ縁・・と認識してます。
 「本当のことが言える友人」・・大切にしたいです。
 少子高齢化が言われ続けていますが・・娘が5月24日に結婚し・・今後・貢献できるか・・期待しているところです。
 ただ・・やっぱり・・ちょっとは・・さみしい気分です。
Posted by なかじ at 2014年06月04日 08:27
あーちゃんさん、こんにちは。
モロキュウの彼女は、おっしゃる通りの子です。
て、いうか、二人のうちのどっちかですよ。
下品な常連客のおかげで最近の二人は、顔色変えずにシモネタに付き合えるほど進化と言うか、すれちゃってウイウイしさは皆無となっております。
またお誘いください。
Posted by NoriNori at 2014年06月04日 17:52
なかじさん、こんにちは。
赤ちゃんは、コウノトリが運んでくるなんて教わってきましたが、国を挙げて「産め産め」ではロマンチックでもなんでもなく、ただ頭数を増やすだけのように聞こえます。
いつぞや、エライ人が「子どもを産む道具」みたいなことを言ってみんなから怒られましたが、オエライサンたちの本音が出ちゃったんだと今でも思います。
少子高齢化問題の解決方法が「産む」では、ナントモお粗末な感じもしますが、こうなってしまった背景は今わかったことではないとすれば、私たちにだけ都合の悪い決め事を押し付ける人たちのスキルが問われるべきだと感じたりします。ともあれ、娘さんたち女性が、変なプレッシャーを感じることなく「授かりもの」に出会える日が来ればいいと思います。
確かに、さみしいキモチはチョットわかるような気がします。
Posted by NoriNori at 2014年06月04日 18:12
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