きせつのはるにたんぼのＴＡ

先ほどコンビニに買い物に行ってきました。

最近お目当ての店員さんを見かけることがなくなり、わざわざそのコンビニを選んでいるモチベーションも下がりますが、バカオヤジがカワイイ店員さんを見つけるために他のコンビニを探すウシロ姿も決して美しいとは思えず、あの店員さんとの再会を静かに待ってみることにします。

ここ数日間、コンビニでは一定額以上を買うと、何やら入口に目隠しのついたボックスに手を入れてクジを引けと言われます。

他のコンビニでもやはり「引け」と言われ、今はクジ引きシーズンなのでしょうか。
栄養ドリンクに始まり、インスタントラーメン、そして今日はまた栄養ドリンクが当たりました。
こんなことで大切な「運」を使うことはないのですが、「飲む人のためのへパリーゼ」なる商品が当たったとなると、「神様のお告げ」なのかも知れません。
感謝し、ありがたくいただくことにします。

どうやら本日の戦利品は、お酒絡みでお疲れ気味の肝臓をナントカしてくれるようです。

製薬会社の商品なので、問題ないはずですが、ビンには「すっきりパイン味」と書かれ、その横に「無果汁」と大きく書いてあり、カラダにイイのかワルイのか、また悩ましい表現です。

私のオフィスのまわりにはクルマで５分ほど以内に一体どれくらいのコンビニがあるのでしょう。
セブンイレブン、ローソン、サークルＫ、ミニストップ、ファミリーマート。
ざっと思いつくだけでも２０軒ほどはあるはずです。
最近では駐車場の大型化が主流になっているようで、２０軒ほどのコンビニのほとんどはトラックも数台駐車できるほどのスペースを確保しています。
どこの駐車場もクルマが１台も停まっていないなんてことはなく、駐車場大型化の意味もわかる気がします。
まだまだ田舎町なので、クルマは必需品であり、１家に１台どころか、ひとり１台といわれた時代もあります。
そうなると、鉄道やバス路線のインフラ整備が進むはずもなく、数十年前に消えた路面電車然り、バス路線も縮小されてしまいます。

昨今では類に洩れず不況のアオリなのか、若者のクルマ離れも実感できるほどですが、先日クルマを購入したムスメ１号も、レンタカーを借りることを不思議に思わない世代のようで、友達とドライブに行く時などは割り勘になるため、イザと言う時にすぐに使えない不便さはあるものの、維持費のことを考えると、レンタカーを借りた方が「絶対お得！」と合理的な考え方をしているようです。
それでもマイカーを所有した背景には便利さみたいなものもあるのだと思いますが、通勤にはそれまで乗っていた原付きで通う徹底ぶりで、やはりムダ使いをすることなく圧倒的な不況と闘っているようです。

私たちがムスメ１号くらいの世代には、自由になるオカネも多くはありませんでしたが、誰もがクルマを持っていました。
みんなでドライブに行くことが決まると、相乗りせずに１カップル１台のクルマを列ねて行ったものです。
観光地の渋滞に大いなる貢献を果たし、ずいぶん皆様の休日気分を盛り上げて参りました。
今考えるとホント馬鹿なムダ使いをしていたものだと思えるのですが、当時はそれが当たり前だったように思います。

ローンで買うことが当然だった時代ですから、高いクルマを購入して、毎月たくさんの返済ができていることがオトコらしさだったりした時代です。
しかし、確固たる後ろ楯がなければクルマどころか結婚もしない世の中となり、必要のない外出を避ける若者たちは、ますます人間関係を失い、社会との距離をおいているように見えます。
元気がない、積極的な消費行動をしないなどと批難され勝ちですが、ある意味社会の犠牲者なのかも知れません。

町も高齢化してくると、お年寄りのクルマ離れも歯止めがかからず、「買い物難民」を保護しなければと、バス路線の復活や、静岡市内を縦断する「次世代型路面電車ＬＲＴ」の導入を目指し、各地でシンポジウムなども開かれているようです。
数十年後には１億人を切り、９０００万人台に推移すると言われる人口のほとんどがお年寄りになってしまうのだとしたらやはりクルマの代わりとなる「足」も必要なのかも知れません。

駐車場を広くしたコンビニはどうなるのか、車屋ケンチャンはどうなるのか。。。

やっぱり未来につながる明るい話しが必要です。