2012年11月11日

出張ケンタッキー

出張ケンタッキーテレビのコマーシャルもすっかりクリスマスモードで、先生が走り出す月までもう少しマがあるのに、なぜかソワソワ焦っている時のようなキモチになってしまうのは毎年のコトながらあまり好きではありません。
子どもの頃には、あれほど待ちわびたクリスマスも、お年玉をどう使おうかと悩み抜いた新年も、ずいぶん前から違うものになりました。
これでマライヤキャリーや山下達郎の歌声が聴こえた日には、意味もなく「焦りマックス」となってしまうのは不思議です。
弊社の決算と重なっていることも要因のひとつかと思われますが、今年中にとか、年内にと言う言葉に、仕事柄締め切りや納期に追われている私は圧迫感を感じてしまうのかも知れません。

出張ケンタッキークルマで走っていると、レストランやコンビニなどでも既に年末新年を意識させるノボリ旗やポスターが設置され、やはりソワソワしてしまいます。
国道沿いのケンタッキーも早々に「クリスマス予約受付中」のノボリ旗を掲げ、過ぎ行くクルマにド派手にアピールしていました。
マクドナルドよりもモスバーガーよりも時々食べたくなるケンタッキーですが、あまりの衝動に、1個じゃ足りないし、2個でもどうかな、3個くらいはいけるかと、考えなくてもいいようなことでアタマをひねり、「多すぎたら明日食べればいいワケだし・・・」と結局6ピース買ってしまうのですが、途中でやめることのできない私は、完食した上で、油にアたるのか、油を受け付けないカラダになってしまったのか、やはり食べ過ぎなのか、決まって夜中に便器を抱き締めることになります。
毎度同じ光景に凝りもせず、しばらくすると食べたい衝動を我慢できなくなる繰り返しです。

出張ケンタッキーカキ(牡蠣)なんかですと、一度アたったら「トラウマになって食べることができない」なんて言う人がいますが、アレルギーが出ようが、アたろうが、そんな理由で食べれなくなってしまった食べ物は私にはありません。
食べれる保証さえあれば、原住民の方たちが「貴重なタンパク源」と称して食べている虫や生き物もたぶん大丈夫です。・・・たぶん。

出張ケンタッキー先日スーパーに買い物に行った際に、敷地内にケンタッキーのノボリ旗がたくさん立っているのを見つけました。
クルマで通り過ぎながら、いつもは無いのに、時々出ているケンタッキーのノボリ旗は、以前から気にはなっていたのですが、スーパーの中にはケンタッキーのテナントが入っているわけでもなく、スーパーを運営する鉄道会社とケンタッキーが関連会社だと言う話しも聞いたことがありませんでした。
出張ケンタッキー好奇心にはちゃんと火がついたわけで、聞いてみよう!と、店内に入ると、すぐのところに小さなケンタッキーのブースが出ていました。たしかにカーネルおじさんも本物のようです。
質素なテーブルの上には2ピースパックが並べられているのですが、お馴染みの赤と白の箱ではなく、お祭りの屋台で買う焼そばのような透明の容器にふたつずつ入っていました。
夕食の買い物客が引けたくらいの時間の割には、テーブルの上にはたくさん並んでおり、売り切ってしまうにはまだまだ時間がかかりそうです。
とりあえず先に買い物を済ませ、ケンタッキーコーナーに戻ってみると、先ほどと変わった様子もなく、売り子役のお兄さんも退屈そうにしていました。
ブースの前で立ち止まった私に、「いらっしゃいませ」とお疲れ気味にお兄さんはクチを開きます。
出張ケンタッキー普段買っているケンタッキーが1個当たりがイカホドだったのかの記憶もなく、1パックを手に取り「いくら?」と聞いてみると、「480円です」と。
すかさず、「売れ残ってるカンジなのに?」と聞くと、売れ残ってはいないと言うので、「あったかくオイシくいただきたい天下のフライドチキンが、こんなにヒエヒエなのに?」と聞いたら、「わかりました。たった今から半額タイムになりました」と、用意してあったパソコンで作ったような半額のプレートを取り出し、テーブルの上に置きました。

出張ケンタッキー「え?イイよイイよ、オレだけ半額で」と、自分の並々ならぬ努力の結果が、今後ココを通り過ぎるお客さま全員の権利として反映されるとなると、「二人だけの秘め事感」が薄れてしまうと粘ってみるのですが、マジメにレジの都合だとか、なんとかヌかすので、面白い時間を打ち切ってあげました。
どうやら私鉄沿線上に点在する同じスーパーにケンタッキーがテナント入りしたコトがきっかけで、月イチ程度で来てくれているとか。
確かに、近所には2店舗のケンタッキーがありますが、万度ワザワザ行くには面倒で、ココで売ってくれるなら買っちゃうかもです。それも月イチ程度と、絶妙にオヤジゴコロをくすぐるカンジです。
大手有名チェーンがプライドをかなぐり捨て?、出張販売までして成績を出そうと頑張っていることを知れば、ノンキにお兄さんと面白いやり取りをしている場合ではなく、残りわずかとなったカレンダーがアタマをよぎれば、寒風吹きすさぶ沿線沿いを家路に急ぐのでした。
240円で手に入れたフライドチキンは温めずにヒエヒエのまま食べてやる、相変わらずのアマノジャクです。
夜中にトイレの扉をあけることはありませんでした。




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Posted by Nori at 12:42│Comments(0)独り言
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