2012年11月08日

サヨナラと巡恋歌

サヨナラと巡恋歌初恋は?と聞かれれば、保育園時代のサイトーハルコセンセと答えますが、先生の消息にたどり着ける手段は残念ながらありません。
いつからナニをもってセンセを初恋相手と定義付けたかはわかりませんが、先生は「両親よりも一緒にいたい人」で、早生まれで、同級生よりもはるかに小さかった私のそばにずっと一緒にいてくれる先生でした。
私の誕生日には家までプラモデルのプレゼントを持ってお祝いに来てくれたことが照れくさくて、「ワレ関せず」を装い、隣の部屋で先生の声や笑い声を気にしながら早速組み立てはじめてしまうマセたクソガキでした。
先生がフェイスブックをやっている確証があれば、私も始めてみようかと思いますが、ただただお元気でいらっしゃることを祈るばかりです。

サヨナラと巡恋歌ハルコセンセ以降、高校を卒業するまでの間に関わっていただいた音楽や美術の先生なんかもいましたが、担任として関わっていただいた女性の先生はわずかに二人。
小学校4年生の時と、高校2年生の時だけです。
私の場合、生徒たちから恐れられる先生が担任になることが多く、その理由も概ね想像がつきます。
現在のように、生徒と「トモダチみたいな」先生なんかいるはずもなく、自分が今ナニをすべきかは、先生の目を見ればたちまちオトナしく、できるだけ素直に素早く行動に移るのでした。

就学中に好きな女の子は何人かいましたが、「恋」と言うには程遠く、ウワサになったりすることを楽しんでいる程度のカワイイものでした。

サヨナラと巡恋歌男兄弟の中で育った私は、女の子と二人きりになる環境に耐え切れず、高校3年生の時に、仲間の並々ならぬ協力もあり、やっとの思いでたぐり寄せたデートの約束をしても、今ほどの華麗な(加齢な?)トークもなく、もちろん経験もない中で、ナニをどうすれば楽しいのかわからず、手をつなぐこともできないまま、1時間だったか2時間だったか「じゃあね。。。」とバイバイしてしまったホロ苦い経験があります。
サヨナラと巡恋歌
そんなツマラナイ男をそばに置いておく女の子がいるわけもなく、交際宣言(したのかなぁ。。。)から数日後、もしかしたらその日だったかも知れませんが、家の黒電話を介し、悲しい4文字を告げられてしまいます。

それを知った友人たちは爆笑しながら笑い転げ、友人の家で「お別れパーティー」をしてくれるのですが、大音量でオフコースの「さよなら」のレコードを繰り返しかけ続け、さほどダメージを受けていなかったはずの私も「もぉ、おわサヨナラと巡恋歌り~だねぇ。。。」で始まる例のフレーズに悲しいキモチになり、その思いはどうやらアノ曲を耳にする度に、48歳になった今もトラウマになっているようで、一瞬だった交際期間?を思い出し、センチメンタルなキモチになります。

サヨナラと巡恋歌勢いのあるナンパ派の正反対が硬派というのであれば、私は「説得型」、または「お願いします型」、もっと言ってしまえば別れを恐れるあまり、「ナントなくいつも一緒にいる派」だったかも知れません。
誘うのも得意ではありませんでしたし、誘われるのも面倒臭い《タチ》の悪さは今ではだいぶ修正されましたが、治っているとは思えません。

とはいえ、ムスメ1号からは「遊ぶのはいいけど、私よりプラスマイナス2歳以内はダメだからね!」とキツク念押しされており、ずいぶん若いお友達を作れる寛大な許可はいただいております。

サヨナラと巡恋歌オッさんばかりに囲まれたオッさんに、色っぽい話しの気配は皆無ですが、今さらながらホコリだらけのフォークギターを引っ張り出してきて、長渕剛の「巡恋歌」あたりで口説き落とされる奇特な女性がいるとも思えず、あの頃を思い出しながら崩れてしまった情熱のカケラをひとつずつ拾い集めては懐かしむのが関の山です。

ぁ、今となってはアルコールにやられた震える指で、ギターが弾けるかどうかも定かではありません。

血圧や血糖値関連のクスリは処方されていませんが、頼んでもいないのに日々パソコンに届く「よく効く精力剤や媚薬」のメルマガを熟読している自分に、むなしさと寂しさを感じる今日この頃です。




同じカテゴリー(独り言)の記事画像
26と753
オチチ
ワルイコト
規制
爾今
誕生日プレゼント
同じカテゴリー(独り言)の記事
 26と753 (2015-08-14 22:05)
 オチチ (2015-08-02 19:54)
 ワルイコト (2015-06-13 18:29)
 規制 (2015-06-10 19:48)
 爾今 (2015-06-09 17:57)
 誕生日プレゼント (2015-04-29 20:43)

Posted by Nori at 11:30│Comments(0)独り言
上の画像に書かれている文字を入力して下さい
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。