2012年10月17日

しぞーかおでん

しぞーかおでん鍋も人肌も恋しい寒さですが、釜平はしっかり定休日。ンナロ!

いよいよ涼しさも増し、居酒屋さんもビストロさんもあったかいメニューにシフトし始めたようです。
先日お邪魔した割烹居酒屋「凧」でも「お鍋はありますか?」なんて言ってるお客さんもいました。

寒いから「お鍋」が欲しくなりますが、静岡には美味しいものがほかにもたくさんあります。

しぞーかおでん最近ではB級グルメブームのおかげですっかり有名になってしまった「富士宮焼きそば」ですが私は食べた事がありません。
コシがあると言うより「ゴム食ってるみたいだ」と友人たちは言いますが、ゴムを食べた事がありませんので、歯ごたえがあると言う事なのでしょうか。
「消しゴム」なら食感はわかるのですが。。。

しぞーかおでん便乗組が「富士宮焼きそば」に続け!とばかりにB級グルメの研究に知恵を注いでいるようです。
県内には「浜松餃子」や、カレーでもつを煮込んだ「カレーもつ」なる商品もありますが、小さな頃から慣れ親しんだ味がB級と言えども、決して安くない値段で売られている事も事実です。
通販で売られている商品が美味しいのかどうかはわかりませんが、基本的に家庭料理として食卓に並ぶ各々を、私はオイシイと思いますし、好んで食べています。
しぞーかおでん
清水を含め、駿河湾沿海の一部の地域では「いるかの味噌煮込み」も家庭料理ですし、大好物ですが、B級グルメとして世に出ない理由は想像がつきます。
あったまるし、オイシイんですけどね。

静岡では焼きそばよりもずっと定番の「静岡おでん」をやはり思い浮かべます。
私たちが食べてきた「おでん」が全国的にも独特なものだと気づいたのは最近で、新宿のガード下や、東京駅八重洲口あたりでずっと昔に取引先に食べさせてもらった「おでん」は味も薄く「上品ですね」なんて誉めたものの、パンチのない「おでん」。
私たちのそれとは違う「高級おでん」を、味付けが違う地域性の差とは感じることはありませんでした。
しぞーかおでん調子に乗ってしまった「静岡おでん」は商品化もされ、ネット通販などでも買えるようですが、たくさん売れるようにブランド化され「しぞーかおでん」などと名付けてヤル気満々に他県に向けPRしちゃう企業のどん欲さにはアタマが下がります。

「静岡おでん」と言えば真っ黒い出汁にドブ漬けにされた具材ひとつひとつに串が刺され、駄菓子屋や居酒屋などでは食べ終わった串の本数を数えて精算する仕組みもあります。

家庭ごとに味の違う味噌ダレと青ノリを振り掛けて食べる食べ方がセオリーです。
集客力の悪い店ほど味は染み込んでいて、出汁としての役割を果たした具も痩せ細り、元の姿を留めてはいません。
それでいて、「おばあさんの代から秘伝の出汁は替えていない」なんて老舗ぶった事を言うから「1回替えてみようか?」と提案したくなる店もあります。

そんなやり取りをしていた高校時代には、学校のそばに今もある駄菓子屋の片隅に置かれたおでん鍋から、勝手におでんを食べては串を「少年ジャンプ」にはさんで隠していましたから、ホントにジャンプを読みたい人は、誌面に貼しぞーかおでんり付いた串と、乾ききった味噌ダレで読みにくいヒトコマヒトコマを勘を頼りに読み進めるしかなかったと思います。
それが犯罪である事は、今も元気なオバちゃんから当時ちゃんと教わりましたから、もうしていません。
先日もそんな前歴を懐かしみながら、出汁の出切った「変わらぬマッズイおでん」を食べてきました。
30年以上も前の私の事を事細かに覚えているオバちゃんは流石です。

しぞーかおでん繁華街には「青葉おでん街」というおでん屋さんが立ち並ぶ一角があります。
残念ながらお邪魔した事はありませんが、先日20周年を迎えた「どみんご」というお店の常連さんの依頼で横断幕を作らせていただいた経緯もあり、一度お邪魔してみようと思っています。

しぞーかおでんもちろん各家庭で食べるおでんは、いちいち串に刺さったりはしていないはずですが、釜平も刺さっていません。ャンモォ~。
自分で勝手におでん鍋からオタマですくって母さんに「3個もらったよ」と自己申告すればオッケーです。
4個もらって3個もらったと言っても年老いた母さんにはわかりませんが、年寄りの目を盗んで胸を傷めながら食べるおでんがオイシイかどうかは、ご自身の良心とご相談ください。
釜平では、クロハンペンや牛スジと共に、ナンの仕切もなくトマトやキャベツも煮込んでます。
女性のお客さんには人気があるようです。
しぞーかおでんお店ごとにおでんの出汁は違いますから、各々の味を楽しめますが、私は濃い目に味付けされた釜平のおでんが口に合うようです。
たっぷり出汁が染み込んだ豊富な食材は食べごたえがあります。

これからの釜平では自分でグツグツ煮込む「ひとり鍋」も各種登場するはずです。
「おひとりさま」でも安心して楽しめますよ。

「青葉おでん街」のデビューをしてみたくなりました。




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Posted by Nori at 11:02│Comments(0)独り言
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