2014年06月16日
日本は勝てない

スポーツ各紙の一面はおおかたこんなカンジなのでしょうか。。。
未完成の会場で行われている蹴球世界大会で、50%近くの視聴率を獲得したテレビ局は、観戦してない残り50%を探し出しては「なぜ観ない?」と余計なお世話です。
観ない人をまるで非国民扱いです。
かくゆう私も皆さんが一喜一憂している時間にテレビの前にはいなかったので、非国民の一人です。

さらには偉大なる監督さんの采配ミスでは?と、一人の肩に責任を全部乗っけて、現場のコンディションやプレッシャーとは無関係の人達が騒いでいるのは、逮捕者まで出した渋谷の交差点の無礼者たちと何が違うのかわかりません。
放映権を獲得するために何百億もの大金を注ぎ込んでいるテレビ局としては、決勝リーグに勝ち進み、ベスト8まで行ってくれないと採算が合わないなんて下世話な話しが本当なら、局を挙げて国民をアオラないといけないというのもわからなくもありません。
ともかく、オリンピック同様、スポーツ観戦とは無縁の私にとって、一方的に繰り返し流されるこの時期はいつもの読書週間です。

結論から言えば、「日本は勝てない」ということでした。
簡単に言ってしまえば、強豪国の多くは、貧しい時間を埋めるために始めたボール蹴りで、誰に教わるでもなく、言うなれば「遊び」の延長線上で身に着いたものが技術となり、そうした技術を持った人達の集合体がチームになっている一方で、代表選手に選ばれたこともない上に、サッカー経験者ばかりでない指導者と呼ばれる人達が、マニュアル?通りに「やれば(努力すれば)できる」と教える日本のサッカーでは、「努力」を感じることなくイメージ通りのボール蹴りがカラダに染み込んでいる人達に勝てるわけがないと言う内容でした。

それでも昨今の日本サッカーの進化ぶりは、疑う余地はないんでしょうし、「負けても次がある」なんて無責任な解説者たちをヨソに、選手たちの「勝ちに行く姿勢」というものは、一昔前とは違う気がしています。
国民半分が観ているテレビに加え、アチコチで行われているパブリックビューイングや渋谷の騒ぎがどれほど彼らのチカラになっているのかはわかりませんが、選手の皆さんが自分の夢に向かって力を存分に発揮できれば、勝手も負けても私達が「教わってきた」スポーツの精神のような気がします。

町中のアチコチで待機中なのか、大きく見事な山車がハッピ姿の人たちに囲まれていました。
商店街にはたくさんの屋台が並び、お祭としてはかなり盛大なようです。
超有名フルーツ店の美味しくもない生ジュース片手に、鳴り響く和太鼓に感動はするものの、人いきれに餌付きそうになりながら、帰ってきました。

「オレはカネを持っている」
「オレの方がチカラがある」
最後はセクシーなお誘いまで。。。
隣でシラケて聞いている私になんかお構い無しのおふたりは、どちらも所帯持ちのご様子。
怒濤の攻撃も、ゴール!に至る気配はありませんでしたが、「9時には帰らなきゃ!」と言っていた御夫人の話しは聞き入れられず、延長線も長引きそうなので、バカバカしいアシストをすることもなく帰路に着くナンの手応えもない「父の日」でした。
Posted by Nori at 21:27│Comments(0)
│独り言