2014年05月15日

されど100円。

されど100円。暑い日があったり寒い日があったり、夏並みの日中の暑さに反して朝晩は妙に冷え込んで・・・

ホント着るものには困ります。

若い時から「ファッション」などという言葉からは程遠い生活をしてきた私は、「コレを着なさい」と買い与えられたものに文句を言うことなく、従ってきたつもりですが、買い物が面倒な上に、いざ町に繰り出そうもんなら「コダワリ」が強すぎて自分の着たいものを決められないタチもその理由に挙げられそうです。
その上、歳のせいか「寒い」とか「暑い」とかの境目も良くわからなくなってきて、最近では気がついてみたら「超サムッ!」と震え出すまでその判断も若い頃とは違っているようです。

されど100円。暑いと寒いの中間がない私ながら「それでも」と、久しぶりにカーディガンを出してみました。
ズボンをパンツと言い、ズックをスニーカーなどと言う時代に、カーディガンはまだカーディガンのままでイインでしょうか。。。
いわゆる、「チョット羽織っておけ!」と言う薄手のアレです。
衣装持ちでもありませんから、クローゼットから見つけるのもサもないことなのですが、チョット羽織ってみると右側のポケットに100円玉を見つけました。

「ォオー!」

されど100円。私は最近小さな幸せに感動できるように成長しています。
思いがけない「手持ち現金」の増加に、簡単に出し入れのできるカギ付きの貯金箱に入れるべきか、それともセオリー通り小銭入れに収納しちゃうか、はたまたいつか未来のシアワセのために、別の洋服のポケットに忍ばせておくか。。。

こんなことにアタマを抱えているヒマもなく、「保留」となった100円玉は本日着用のズボンの右ポケットに移動しました。

100円。。。

されど100円。幼少時代の「10円」なら、夢も大きくふくらみました。
駄菓子屋にラインナップされた私達を満足させるお菓子達は、2個で10円、3個で10円なんてモノもありましたし、コンペイ糖なら1袋10円とかで手に入った覚えがあります。

店番が呑気なおじさんなら、10円では買えないはずのモノを10円で譲ってくれることもありました。

100円。。。

されど100円。「1円を笑う人は1円に泣く」なんてコトも教わりましたが、今どき100円では自販機のジュースも買えませんし、私を幸せにしてくれるモノは手に入りそうもありません。
増税ショックも落ち着きを取り戻し・・・なんてテレビCMも、政府のテロに逆らえなかっただけなのに、私の周辺も何事もなかったように、かつての増税の際には「便乗値上げ」なんていわれていた「値上げ」にもビクともせず、今までよりも3%多く文句も言わずに払っています。
もちろん100円以下の商品は星の数ほどあるわけで、92円以下の商品なら消費税付きでも100円に納まります。
結局、100円で買えるもの(買いたいもの)を想像してみましたが、100円足りなきゃ買えないものはあっても、いざ100円でナニか・・・となると、錆びッサビの脳みそでは思いつきませんでした。
されど100円。100円玉12個で少女を売り飛ばしちゃったかも・・・なんてバカなニュースも届く中、100円の重みやありがたさに気づけなくなってしまっているんでしょうか。。。

たかが100円。
されど100円。

手に握った100円が瞬時に消えて、鼻の穴から出てくるマジックもだいぶ長いことやってないような気がします。



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Posted by Nori at 18:59│Comments(0)独り言
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