2013年11月09日
こだわった挙句

私よりひとつ年上のお姉さんで、結婚直後ご主人のお仕事の都合で渡米し、ふたりのムスメさんと共に、25年も帰ってきません。
当初は2~3年とか、7~8年とかのつもりでいたようですが、バブルの崩壊やテロなどがあり、世の中が変化して、帰国のタイミングがなくなってしまったとご本人はおっしゃいます。
渡米してまもなく産まれた次女さんは間違いなく外国人として生きているんでしょう。
帰国した際に何度かムスメさんたちにも会っていますが、やはりオーラは日本人ぽくなく、日本語を理解しているとはいえ、常用語が英語であれば、ご家族だけの会話は日本語ではなく、大事なことや聞かれたくないことは突然英語になってしまうので、その昔私がよく通っていたタガログ語が飛び交うお店のようになってしまいます。

別に無きゃ無いでドってコトはない中で、ネット配信のニュースかナンカで、「これはケース?」と斬新なi-phoneケースが存在することを知りました。
それでも飛びつくこと無く過ごしていると、「まだケース買ってないの?」とムスメたちに言われ、「落として壊れたりしたらとんでもない修理代がかかる」コトを知り、シブシブとケース探しの旅に出ることになりました。

発売元のサイトを見る限り、販売はしているようなのですが、アメリカの通販サイトのようで、どうやら日本国内では販売していないことがわかりました。
日本にも送ってくれるようなのですが、国内の郵便局や宅急便でさえ、インチキやってる現状に海外のサイトを信じる勇気もないばかりか、そもそも書いてあることも理解できないわけで、助けてくれるアメリカ在住の日本人を思い浮かべたところ、イトコがヒットし、救済をお願いするに至った次第です。


国内便だって、どうかすりゃ2~3日はかかることもあるので、「まぁそのうち着くでショ」と、大人らしく静かにしてはいたのですが。。。
海外との郵便物のやり取りなどに縁のナイ私は、「いや~、飛行機が行ったり来たりしてるんだから、そろそろだろ」と、何度もポストに足を運んだり、ネットでロスから日本の郵送期間を調べたり、ポーカーフェイスを装おうこととは程遠くソワソワしながら楽しみになっていました。

時差のあるやりとりで、毎朝メールが届いているのを待つのは、恋人からの返事を待つような気分で新鮮でした。
昨日。

ネットが教えてくれた通り、1週間。
スマホごときのケースにこだわり、親戚とは言え、海の向こうの知人を頼り、手にした逸品。
ケースの重さは、わずか4.4グラム。タバコ1本が1グラムですから、それなりです。
装着しても、大きくなったり重くなったりという違和感は全くありません。
不要な部分を切り落とし、4隅だけをガードするという、「ケース」と言うには程遠い斬新なデザインは、布面積が小さいムスメのパンティー1枚の値段で、私のポロシャツが何枚買えるんだろうと言う価格設定ではありますが、国内販売がないことを考えれば「清水の舞台からバンジージャンプ」してみることも覚悟の上で、お願いしてみた次第です。
思いがけずプレゼントとなったことで、嬉しさもヒトシオですが、感謝感激雨アラレ。
たいへん気に入り、大切にしようと思います。
Posted by Nori at 14:02│Comments(0)
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