2013年06月21日
一犬虚に吠ゆれば
「一犬虚に吠ゆれば万犬実を伝う」
一人がいいかげんなことを言うと、世間の多くの人はそれを真実のこととして広めてしまうということのたとえ。
これだけインターネットで情報がやり取りされるようになれば、いまさら、日本人がチョンマゲを結っていたり、日本には「忍者」がいるなんて言う間違った認識は海外にはないだろうと思っていたら、日本の男女間に限らず小学生の間でも、「眼球舐め(eyeball licking)」が流行っていて、その結果「ものもらい」などの感染症が大流行していると、海外の有名一流紙までもが報じ、「危険な行為なので絶対真似しないでください!」と注意まで促していると言うのですからビックリです。
もちろんそんな事実はないのですが、「変態プレー」の一環として紹介されれば、そんなマニアもいそうな気がしないでもなく、「案外キモチいいのかも・・・」と私も思ってしまうので、真偽はともかく注意を促す必要だけはありそうです。
何でそんな話しが世界中を駆け回っているのかはわかりませんが、ネットの拡散力のスゴさと共に、アリもしない話しであっても、一流紙までもが絡むことで、真実のように伝わってしまう怖さも実感します。
私が小学生時代には、「クチサケオンナ」に怯える日々を過ごした事もありますし、「ツチノコ探し」で山に入った事もありますが、「カッパがうつ伏せで流れていくのを見た!」と言い張るコトリンの寝言よりは信憑性もありました。
情報の出ドコによっては、信じて疑わないこともありますが、以前私の町でも誰もが震撼する事件が発生した事があります。
子どもたちを危険や事故から守る目的で組織された「子どもを守る会」の話しは、たびたびこのブログでも紹介させていただいている通りですが、不審者に対して厳しい目を持つこの町では、どんなに愛するムスメたちからもらったプレゼントであろうと、Tシャツにステテコ姿で一歩外に出れば、日々ブッ飛んでいるとご理解いただいている私でも通報されない自信はありません。
そんな町で、不審者情報が出れば、一瞬にして伝達される仕組みも、関係者の並々ならぬ努力の結果、確立されています。
その日もそうでした。
「JRの駅前で、下着姿の老人が刃物を持って暴れている」という情報は、学校関係者をはじめ、地域関係者にも伝わりました。
田舎町なので、大事件です。
しかし、駅前には交番もあり、当然おまわりさんの目の前なら、即解決となりそうな話しなのですが、一報後、進捗状況が伝わってくる事はありませんでした。
ちっとも伝わってこないのなら、引き続き警戒体制という事もないでしょうし、きっと解決したんだろうという事で確認もしないまま数日間が過ぎた時に、関係団体の方とばったり会い、「どうなったのよ?」と聞いてみると、なんだか話しにくそうな雰囲気でした。
確かにプライバシーの問題もあり、春先に虫たちと一緒に登場するパンツを履かなくてもいい人たちの情報さえ、解決すれば「解決済み」となり、ドコの誰ソレという具体的な話しが聞こえてくる事はありませんが、この件に関してはなぜか関係者の口が重いような気がしていました。
「誤報・・・?」
「いやいや、あながち間違ってもいなかったんだけど・・・」
解決してればネホリハホリ聞く必要もなく「終わってんならいいよ」と、こちらもそれ以上の興味はありません。
「実は・・・」
どうやら近くに住むお年寄りが、駅前の花壇が荒れ放題になっているのを見かねて、自宅からカマを持ち出し、駅に向かったのですが、とってもラフな下着姿で行っちゃったものですから、昔はよく見た風景ながら、ビックリする人達もいてトンだ大騒ぎになってしまったトカ。。。
容疑者扱いされてしまった心あるお年寄りも、通報者も、情報拡散に関わった人達も、登場人物全員が自分の責任を果たそうとしただけなのに、全く違う結果になってしまったことで、単なる誤報では済まなくなってしまったのだといいます。
「誤報なんだから誤報でイイじゃン!」と思える人達ばかりじゃない時代に、無理矢理抵抗する気はありませんが、一瞬にして有効な情報を拡散できる一方で、間違いもリニアモーターカーをはるかに凌ぐスピードで伝わってしまう怖さは確かにありそうです。
ヨカレ!と思ってした事が、相手にはこの上ない迷惑になってしまうこともあるワケで、この場面でもまた「便利」に頼り過ぎてしまう向こう側の「想像力の欠如」や「希薄な人間関係」が浮き彫りになってしまう事件でした。
私も多くの「便利」に助けられていますが、少し時間がかかっても、「人間」が自力でできる事はできるだけ自分でやってみようと感じています。
毎日「舌ベラ」引っ張ってたら、自分の目を舐められるようになりますか?
また「モノモライ」になっちゃいますかね。
一人がいいかげんなことを言うと、世間の多くの人はそれを真実のこととして広めてしまうということのたとえ。
これだけインターネットで情報がやり取りされるようになれば、いまさら、日本人がチョンマゲを結っていたり、日本には「忍者」がいるなんて言う間違った認識は海外にはないだろうと思っていたら、日本の男女間に限らず小学生の間でも、「眼球舐め(eyeball licking)」が流行っていて、その結果「ものもらい」などの感染症が大流行していると、海外の有名一流紙までもが報じ、「危険な行為なので絶対真似しないでください!」と注意まで促していると言うのですからビックリです。
もちろんそんな事実はないのですが、「変態プレー」の一環として紹介されれば、そんなマニアもいそうな気がしないでもなく、「案外キモチいいのかも・・・」と私も思ってしまうので、真偽はともかく注意を促す必要だけはありそうです。
何でそんな話しが世界中を駆け回っているのかはわかりませんが、ネットの拡散力のスゴさと共に、アリもしない話しであっても、一流紙までもが絡むことで、真実のように伝わってしまう怖さも実感します。
私が小学生時代には、「クチサケオンナ」に怯える日々を過ごした事もありますし、「ツチノコ探し」で山に入った事もありますが、「カッパがうつ伏せで流れていくのを見た!」と言い張るコトリンの寝言よりは信憑性もありました。
情報の出ドコによっては、信じて疑わないこともありますが、以前私の町でも誰もが震撼する事件が発生した事があります。
子どもたちを危険や事故から守る目的で組織された「子どもを守る会」の話しは、たびたびこのブログでも紹介させていただいている通りですが、不審者に対して厳しい目を持つこの町では、どんなに愛するムスメたちからもらったプレゼントであろうと、Tシャツにステテコ姿で一歩外に出れば、日々ブッ飛んでいるとご理解いただいている私でも通報されない自信はありません。
そんな町で、不審者情報が出れば、一瞬にして伝達される仕組みも、関係者の並々ならぬ努力の結果、確立されています。
その日もそうでした。
「JRの駅前で、下着姿の老人が刃物を持って暴れている」という情報は、学校関係者をはじめ、地域関係者にも伝わりました。
田舎町なので、大事件です。
しかし、駅前には交番もあり、当然おまわりさんの目の前なら、即解決となりそうな話しなのですが、一報後、進捗状況が伝わってくる事はありませんでした。
ちっとも伝わってこないのなら、引き続き警戒体制という事もないでしょうし、きっと解決したんだろうという事で確認もしないまま数日間が過ぎた時に、関係団体の方とばったり会い、「どうなったのよ?」と聞いてみると、なんだか話しにくそうな雰囲気でした。
確かにプライバシーの問題もあり、春先に虫たちと一緒に登場するパンツを履かなくてもいい人たちの情報さえ、解決すれば「解決済み」となり、ドコの誰ソレという具体的な話しが聞こえてくる事はありませんが、この件に関してはなぜか関係者の口が重いような気がしていました。
「誤報・・・?」
「いやいや、あながち間違ってもいなかったんだけど・・・」
解決してればネホリハホリ聞く必要もなく「終わってんならいいよ」と、こちらもそれ以上の興味はありません。
「実は・・・」
どうやら近くに住むお年寄りが、駅前の花壇が荒れ放題になっているのを見かねて、自宅からカマを持ち出し、駅に向かったのですが、とってもラフな下着姿で行っちゃったものですから、昔はよく見た風景ながら、ビックリする人達もいてトンだ大騒ぎになってしまったトカ。。。
容疑者扱いされてしまった心あるお年寄りも、通報者も、情報拡散に関わった人達も、登場人物全員が自分の責任を果たそうとしただけなのに、全く違う結果になってしまったことで、単なる誤報では済まなくなってしまったのだといいます。
「誤報なんだから誤報でイイじゃン!」と思える人達ばかりじゃない時代に、無理矢理抵抗する気はありませんが、一瞬にして有効な情報を拡散できる一方で、間違いもリニアモーターカーをはるかに凌ぐスピードで伝わってしまう怖さは確かにありそうです。
ヨカレ!と思ってした事が、相手にはこの上ない迷惑になってしまうこともあるワケで、この場面でもまた「便利」に頼り過ぎてしまう向こう側の「想像力の欠如」や「希薄な人間関係」が浮き彫りになってしまう事件でした。
私も多くの「便利」に助けられていますが、少し時間がかかっても、「人間」が自力でできる事はできるだけ自分でやってみようと感じています。
毎日「舌ベラ」引っ張ってたら、自分の目を舐められるようになりますか?
また「モノモライ」になっちゃいますかね。
Posted by Nori at 09:33│Comments(0)
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