2013年04月24日
若いツバメ
地面すれすれに滑空する何羽かがオフィスの周辺を行ったり来たりしています。
風のニオイも変わり、雨が近いのでしょうか。。。
小さい頃、「ツバメが低空飛行すると雨になるんだよ」と縁側で庭を見ながら祖母が教えてくれました。
スズメともカラスとも違う飛び方のツバメがカッコよくていつまでも見ていた覚えがあります。
あたたかな日本を目指してきたツバメたちも、この寒さでは「早く来過ぎた」と後悔しているんでしょうが、すぐに巣作りを始めて子育てをするのでしょう。
ツバメが軒先に巣を作ると縁起がイイなんて聞きますが、毎年オフィスのベランダが候補にあがっているのか、何度も何度も視察に訪れますが、未だ一度たりとも新居地として選ばれた事はありません。
以前、ゴヒイキのパスタレストランがツバメに選ばれて、「縁起がいいらしい。。。」と言うと、「とんでもない!汚いものは落ちてくるし、ヒナまで落ちるから、また巣に戻して。。。」と、そうなればそうなったなりのご苦労もあるようですが、文句を言いながらも見守り続け、巣立ちの日を楽しみにしているようでした。
よく行くスーパーでは、完全に別荘化しているのか、今年も入り口付近の大きな柱の足元に「頭上ツバメ注意」という規制線が貼られていました。
ツバメはその時期を知り、去っていくことから、時にその手の人をとらえて「若いツバメ」と表現する事がありますが、明治時代に年上の人気女性運動家と交際をした男が、周囲が騒ぎ出した事を機に「あなたが雷鳥なら、池の平和を守るために若いツバメは飛び去ります」と言う訣別の手紙を送った事が話題となり、当時は珍しかった「そういう関係」の際の若い男性を指す言葉になったようです。
私は今のところ、「若いツバメ」という立場を経験した事はありませんし、私の周辺にもそのような上級者は見当たりません。
このエピソードのルーツとなったお二人は5歳差だったようですが、現在の私の年齢なら「雷鳥さん」は、54~55。
残念ながら候補者というか、そのあたりの世代の方だけは周囲にはいません。
ちなみに私の父母は6歳差。
母の方が年上で、「若いツバメ」とは意味合いは違うのでしょうが、恋愛当時はそんなふうに冷やかされていたのかも知れません。
勝手気ままで、わがまま三昧の私なら、5つほど離れたお姉さんくらいの方が居心地良く過ごせたのかも知れませんが、私が結婚した24年前でも5つも年上の女性と結婚した友人たちの話しは聞いた事がなく、まだまだ珍しい時代だったのかも知れませんし、年上のお姉さんを口説き落とすテクニックも持ち合わせていませんでした。
ヤリたいだけのクソガキは、相手にとってもまだまだピストン重視の鼻タレ野郎と、小僧扱いされていて、ヤってるつもりが都合よくヤられていたのかもしれません。。。
若い頃から知っている言葉でありながら、「若いツバメ」と呼ばれる事を望んだ覚えもありませんし、あまりいい印象の言葉だとは思っていませんでした。
「髪結いの亭主」とか「ヒモ」とか「美人局(つつもたせ)」とか、ドロドロした男女間の中で度々使われる言葉に抵抗があったと言うか、ヤクザな世界の隠語的なとらえ方をしていた私には無縁な言葉だと思っていました。
今さら、改めて望む事はありませんが、「若いツバメ」と呼ばれるには少々歳を取り過ぎました。
エサを求めて縦横無尽、自由自在に低空飛行をするツバメを見ながら、森昌子の名曲を重ねて、一体どんな世界なんだろうと、想像を(も?)膨らます春です。
「池の平和」の心配を一切することのない春です。
風のニオイも変わり、雨が近いのでしょうか。。。
小さい頃、「ツバメが低空飛行すると雨になるんだよ」と縁側で庭を見ながら祖母が教えてくれました。
スズメともカラスとも違う飛び方のツバメがカッコよくていつまでも見ていた覚えがあります。
あたたかな日本を目指してきたツバメたちも、この寒さでは「早く来過ぎた」と後悔しているんでしょうが、すぐに巣作りを始めて子育てをするのでしょう。
ツバメが軒先に巣を作ると縁起がイイなんて聞きますが、毎年オフィスのベランダが候補にあがっているのか、何度も何度も視察に訪れますが、未だ一度たりとも新居地として選ばれた事はありません。
以前、ゴヒイキのパスタレストランがツバメに選ばれて、「縁起がいいらしい。。。」と言うと、「とんでもない!汚いものは落ちてくるし、ヒナまで落ちるから、また巣に戻して。。。」と、そうなればそうなったなりのご苦労もあるようですが、文句を言いながらも見守り続け、巣立ちの日を楽しみにしているようでした。
よく行くスーパーでは、完全に別荘化しているのか、今年も入り口付近の大きな柱の足元に「頭上ツバメ注意」という規制線が貼られていました。
ツバメはその時期を知り、去っていくことから、時にその手の人をとらえて「若いツバメ」と表現する事がありますが、明治時代に年上の人気女性運動家と交際をした男が、周囲が騒ぎ出した事を機に「あなたが雷鳥なら、池の平和を守るために若いツバメは飛び去ります」と言う訣別の手紙を送った事が話題となり、当時は珍しかった「そういう関係」の際の若い男性を指す言葉になったようです。
私は今のところ、「若いツバメ」という立場を経験した事はありませんし、私の周辺にもそのような上級者は見当たりません。
このエピソードのルーツとなったお二人は5歳差だったようですが、現在の私の年齢なら「雷鳥さん」は、54~55。
残念ながら候補者というか、そのあたりの世代の方だけは周囲にはいません。
ちなみに私の父母は6歳差。
母の方が年上で、「若いツバメ」とは意味合いは違うのでしょうが、恋愛当時はそんなふうに冷やかされていたのかも知れません。
勝手気ままで、わがまま三昧の私なら、5つほど離れたお姉さんくらいの方が居心地良く過ごせたのかも知れませんが、私が結婚した24年前でも5つも年上の女性と結婚した友人たちの話しは聞いた事がなく、まだまだ珍しい時代だったのかも知れませんし、年上のお姉さんを口説き落とすテクニックも持ち合わせていませんでした。
ヤリたいだけのクソガキは、相手にとってもまだまだピストン重視の鼻タレ野郎と、小僧扱いされていて、ヤってるつもりが都合よくヤられていたのかもしれません。。。
若い頃から知っている言葉でありながら、「若いツバメ」と呼ばれる事を望んだ覚えもありませんし、あまりいい印象の言葉だとは思っていませんでした。
「髪結いの亭主」とか「ヒモ」とか「美人局(つつもたせ)」とか、ドロドロした男女間の中で度々使われる言葉に抵抗があったと言うか、ヤクザな世界の隠語的なとらえ方をしていた私には無縁な言葉だと思っていました。
今さら、改めて望む事はありませんが、「若いツバメ」と呼ばれるには少々歳を取り過ぎました。
エサを求めて縦横無尽、自由自在に低空飛行をするツバメを見ながら、森昌子の名曲を重ねて、一体どんな世界なんだろうと、想像を(も?)膨らます春です。
「池の平和」の心配を一切することのない春です。
Posted by Nori at 09:42│Comments(0)
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