2013年01月04日

男子よ立つべし

男子よ立つべしもうそろそろ兵庫県は西宮神社の開門神事である「福男選び」がいつも通りなら行われるんでしょう。

開門と同時に一斉に走り出した参加者が一位を競って猛ダッシュする様は、ニュースなどでも紹介されるので私が知ったかぶってワザワザ掘り下げる必要はないのですが、神事である以上、やはりルーツとなるものはあるようです。



男子よ立つべし「もちつき」も蒸かした餅米を練り潰せば「餅」になることは誰でもわかることだと思いますし、実際その原理を応用した家庭用もちつき機が登場してずいぶん月日も経過いたしました。
「もちつき機」で作った「もち」と、手づきの「もち」は、やはり粘りやコシが違うなんて言う人もいますが、発売当初はそうだったとしても技術の進歩は無視できず、喪中で「もちつき」不参加の私に、アンジーが譲ってくれた「サトウの切り餅」は、なかなかどーしてバカにしたもんじゃありませんでした。

男子よ立つべし特許をめぐって争った話題の「スリット」もバッチリ役目を果たし、その昔、「ロウソクを食ってるみたいだ」なんて言っていた頃の話しがウソのようです。
釜平でも油揚げの中に「サトウのキリモチ」に準ずる餅を入れて、おでんのネタにしています。


男子よ立つべしお祝い事に欠かせない「もちつき」も、女性器に見立てたウスと、男性器に見立てたキネのやり取りで美しい「もち」が産まれ、ウスの隣で手返し役が差し入れる水は、概ね子づくりを助ける「潤滑剤」と言ったところでしょうか。
「もちつき」前日からウスに水を張っておく準備もまたわくわく楽しいものです。
ウスのまわりで、そうとは知らず走り回る子どもたちも、大人たちのセックスパフォーマンスを自然に受け入れ、擦り込まれていくのであれば、「もちつき」がイベントとなり、年末の各家庭の行事でなくなってしまったことは、もしかしたら現在の少子化につながる一因なのかも知れません。
男子よ立つべし
ひとつきごとに地面を通じ、カラダに伝わる振動も、幼少の頃から「もちつき」に関わってきた私のカラダに心地よく刻まれています。



男子よ立つべし一節とは言うものの、西宮神社の「福男選び」も、閉ざされた門の前で、入念にシューズのチェックをしたり、準備運動をしたりする2000人とも6000人とも言われる参加者が、「福男」となるたったひとつの栄冠をめぐって開門の瞬間を待ちます。

開門と同時に沢山の参加者(精子)が、我先にと宮(子宮)に向かって放たれ、参道(産道)で争いながら、宮で待つたったひとつの宮司(卵子)にしっかり抱きついて「福男」となります。


男子よ立つべしこの神事には老若男女が参加できるようですが、未だに女性が一位になったことはないようで、偏見は全くないものの、お茶の間の人気者となってしまった「性別のわからない方たち」が昼夜問わず日常的にテレビに露出し、「草食男子」などという言葉が周知され納得してしまった今、女性が一位を獲得する日もそう遠くはないのかもと、ナナメに見てしまいます。

そんな事態を、神様が想定されていたのか、はたまたお許しになるのかどうかは別として、実行委員会の皆さんが「女子禁制」などと女子に勝たせないためのルール改正を検討していないことを願います。

男子よ立つべしかつて男子高だったといわれる我が母校の校歌の一節に「男子よ立つべし」とありますが、もはやそんなことを言っていれば笑われてしまう時代になってしまったのでしょうか。
若い男子諸君が電気とつながったコントローラーから手を放し、その手で女性を抱き締めないと、先人たちが残した様々が、ありもしない「おとぎ話」になってしまうかも知れません。
ギンギラギンの「ヤル気スイッチ」を覚醒させ、是非勇ましく本能を奮い立たせて欲しいと、老婆心ながら感じています。 




同じカテゴリー(独り言)の記事画像
26と753
オチチ
ワルイコト
規制
爾今
誕生日プレゼント
同じカテゴリー(独り言)の記事
 26と753 (2015-08-14 22:05)
 オチチ (2015-08-02 19:54)
 ワルイコト (2015-06-13 18:29)
 規制 (2015-06-10 19:48)
 爾今 (2015-06-09 17:57)
 誕生日プレゼント (2015-04-29 20:43)

Posted by Nori at 10:07│Comments(0)独り言
上の画像に書かれている文字を入力して下さい
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。