2012年12月31日

ネズミにひかれる

ネズミにひかれる「はるちゃ~ん、ステファニーがネズミにひかれちゃうよ~」

釜平の母さんが、電気のついている私のオフィスを確認し、釜ボッチ(釜平でひとりぼっち:新語です)のステファニーのお相手を!と、お誘いいただく電話が度々かかってきます。
時間の制約もなくご指名いただく高級ホストでありながら、オヒラキの際には「オカンジョ」しなければならず、財布の中身が淋しい夜には、「出頭要請」に感じることもありますが、73歳のステファニーが「ネズミにひかれちゃうなら」と、ドコにいても助けにいくヒーローの役割も担っております。

ネズミにひかれる達磨の母さんも客足のにぶい日には、「アタシがネズミにひかれそう」と救済要請をいただくことがありますが、昔から続く言葉や言い回しには面白いものがたくさんあって、大晦日を「大つごもり」と言ったり、12月を「師走」と言ったり、日常的に使う「ひょんなこと」や、「ぎゃふんと言わす」なんていうのも書き始めれば「キリもなく」、「ぎゃふん」も「ひょん」も意味なんてわからないのにみんなが使う言葉です。

ネズミにひかれる「ぎゃふん」と言っている人を見たことも、自分が言ったこともありませんし、「ひょんなこと」がどんなことかも上手く説明できません。
方言に話しを広げれば「ですから」という意味で、「だもんで」とここらあたりでは言いますが、「デルモンテ」みたいな言葉を不思議がることなくアチコチで「だもんでねぇ」なんて使っています。

ネズミにひかれる「ネズミにひかれちゃう」は、なんとも不思議な言葉です。

諸説あるようなので、ネット検索してみるのもいいと思いますが、「ネズミに連れてかれちゃうよ~」とか、塩を少しずつ盗み舐めるネズミをモチーフに、あったはずのものがいつの間にか無くなっちゃうように、「神隠し」に会っちゃうよ~みたいな使われ方が一般的のようです。

ネズミにひかれるステファニーが気づかないウチに居なくなっちゃうよ!とお誘いをいただくことになりますが、当のネズミはこの町からもすっかり姿を消し、その昔、我が家の天井裏でネズミが走り回ると、「今日は運動会だねぇ。。。」と共存を許しているかに思えた母が、ある日「ネズミ捕り」のワナにかかった大きなネズミを、カゴごと近くに流れるドブ川に連れていくというので、ペット同然のネズミとどんなに楽しいことをするのかとニコニコ着いていけば、おもむろにカゴを川に沈め、「3分待て」と、カップラーメンの完成を待つ時と同じ指示が出て、お湯を注ぐだけで完成し、湯気の上がったラーメンを待つ3分間とは似ても似つかない壮絶な結果に、「コイツ鬼だ。。。」と顔色ひとつ変えない鬼に、絶対的な服従を誓うのでした。

ネズミにひかれる「ネズミにひかれちゃう」前にさえ合流すれば、ステファニーを救うことはできます。

そんな釜平も29日で今年の営業を無事終えています。
新年は、9日から営業を始めるようですが、それまでの間、私自身が「ネズミにひかれない」ように、関係各位のお心づかいとご協力をお願いし、今年最後のブログとさせていただきます。

大勢の方に閲覧いただきましたことを感謝申し上げます。

ありがとうございました。

喪中ながら、喪中だと完全に熟知したウチウチのモンからステキなお飾りをいただきました。。。
一夜飾りにならないように、昨日からオフィス玄関を盛り上げています。
よいお正月をお迎えください。




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Posted by Nori at 16:59│Comments(0)独り言
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