きせつのはるにたんぼのＴＡ

夕方、東京で活躍中の友人が帰省していると連絡があり、待ち合わせの時間に合わせ、いつもの電車で、いつもとは逆方向に行く電車を待っていました。
２７日頃まで続くと言われるクリスマス寒波の影響もあり、ホームで待つ人達もコートの中に首を埋め、シーハーシーハー言っています。
ホームから見えるスーパーの駐車場には夕方の買い物客の時間からはズレているにも関わらず多くのクルマが出たり入ったりしていました。
相変わらず線路のアチコチに落ちている吸い殻も少なくなる気配はありません。ホームは禁煙なんですけどね。

２輛編成の私鉄が停まる駅は、端から端まで５０メートルもあれば大きい駅で、私が今立っている駅は３０メートルあるかないかという小さな駅です。
この私鉄は映画「ビーバップハイスクール」の電車内での乱闘シーンに使われたことでも有名です。

年配のご夫婦が「あら～。お出かけ？」と、私と同じ進行方向で電車を待っていたやはり年配の男性に、とっても親しげに声をかけながら近づいてきました。
奥様の方が「電車に乗るんですか？」と、絶対カゴや馬車が到着しない駅に立っている男性に質問をすると、「うん、ちょっと・・・」と答え、お返しに「お出かけですか？」と質問をすれば「はい、ちょっと・・・」と、絶対コイツら仲良しじゃないな！と思える会話にイラついたところに電車が到着し、ご夫婦は乗り込んで行ってしまいました。
アレで会話が成立したのなら、どこかに隠語のようなキーワードが隠されていたのかも知れませんが、短い単語のやり取りにそれを見い出すことはできませんでした。
ほどなくして私たちの電車も到着し、別々の扉から乗り込むといつものように走り始めた電車の中に車内アナウンスが流れてきます。

「駆け込み乗車はたいへん危険ですのでおやめください・・・」

東京に出張した際に乗る電車でも同じようなアナウンスを聞いたことがありますが、５分置きに到着する電車に駆け込んでくる客など見たこともない上に、完全に無事乗っている客に向かって説明する必要があるのかと、いつも思います。
むしろ、電光掲示板まで使って「まもなく電車が到着します」と駅に流れるアナウンスの方で「駆け込み注意」を促した方がいいような気もするのですが。。。

しかも、安全に客が乗り込んだことを、運転席から身を乗り出して確認した運転手が、自分の意思でドアを閉めるシステムが徹底されているわけですから、何のためのアナウンスなのかはわかりません。


それより、ほぼ全員が下を向いている車内に向かって「ケータイなどのご利用で、いつでも見れる手元に集中するより、外の景色をお楽しみください」とアナウンスした方が健康的のような気もするのですが。。。