2013年10月08日
収穫がてらの旅2

大月からはたぶん1時間くらいかかりそうなその距離を、一刻も早くクリアしないと泣き止まない腹の虫を黙らせることが出来なさそうな微妙な時間で、いつもなら休憩場所となる双葉サービスエリアも無視して、目指すカナディアンファームのオーダーストップまでには到着しようと、クルマの中で武豊かのように前傾姿勢で頑張ります。
見慣れた景色も、澄んだ空気に一層美しく車窓を後方へ流れていきます。

「そんなわけはない!」といつもの小淵沢を選んでしまったのですが、知ったかぶりもタイガイにしろ!と、言われたとおりに進んでいれば、10分早く現場に到着できたことがアトで判明します。
畑の真ん中を進むと、カナディアンファームはあります。
こんなところにレストラン?という場所ですが、こんなところにステキなレストランはあります。

田舎のオープンカフェを教えてもらい、通い始めた頃はその名の通り屋根もなく、冬場や悪天候の際には小さな暖炉のある屋根つきの部屋で食事をしますが、なんせ人気店なので、とても収容しきれるほどのスペースでもなく、数年前にいよいよ屋根つきオープンカフェに改善されていました。
店主のハセヤンは、その昔NHKの子供向け番組で自然の素晴らしさを教える先生役として出演していたようで、ムスメ2号が中学生になった頃、初めて連れて行った時に「ハセヤンだ。。。」と、子どもたちにとっては有名人だったようで、風貌のインパクトもさることながら、そのワイルドな生き方を子どもながらに充分感じられる番組に出ていた人の前で、ムスメ2号がモジモジしていた事を思い出します。

トトロの世界にでも迷い込んだような場所で、不思議と気分も落ち着きます。
垣根なく話しかけてくれるハセヤンがつくった石釜で、カリッと焼かれるお料理は絶品です。
私は決まってローストチキンのセットをオーダーしますが、これがかなりのビッグサイズで、ビッグサイズの私でも満腹感が得られるのに、2本入りの「ダブル」というメニューもあるからにはドでかい人間が食べるんだと思います。


お手すきのハセヤンにその経緯を話していると、実は国産鶏だったことが判明するも、その業者さんが辞めてしまったために入手することができなくなり現在は輸入鶏を大量に仕入れて対応しているとのこと。
その仕入れ量の多さを聞けば、いかに人気メニューかは容易に想像することができます。
季節ごとに姿を変えるオーガニックスープも優しい味で、これでもか!と入ったサラダと、石釜で焼かれた自慢の「ハセパン」が添えられれば、おいしい食事でありながら「ヒト勝負!」という感じです。

ゆっくり流れる時間に、人間を恐れない赤とんぼやカラフルなトカゲまでもが足元でチョロチョロしてれば、その手がオキライな方にとってはどうかはわかりませんが、オススメの一店です。
既にかなり有名なお店なので、ネット上でもスグに見つかりますが、できればあまり混み合わないように祈るのはやはり勝手すぎるのでしょうか。
気軽に楽しめるレストランで満足したら、広大な敷地内を散策してみるのも面白いですよ。

さぁ、いよいよジャンボカボチャの収穫に、野辺山に移動します。
・・・つづく
Posted by Nori at 08:43│Comments(2)
│ぶらり旅
この記事へのコメント
リニアを一度見学したいと思いますが、思うだけで中々いけません。
鉄道マニアでなくても夢の超特急は興味があります。
東海道新幹線が開通する時も、たしか夢の超特急と表現していたような
気がします。冥土の土産までに間に合うでしょうか・・・・・・・。
鉄道マニアでなくても夢の超特急は興味があります。
東海道新幹線が開通する時も、たしか夢の超特急と表現していたような
気がします。冥土の土産までに間に合うでしょうか・・・・・・・。
Posted by なっちゃん
at 2013年10月08日 14:52

なっちゃんさん、こんにちは。
上手に伝わったかどうか、なかなかの迫力でした。
15分間隔で行ったり来たりするので、ありがたみには欠けるのかもしれませんが、紅葉を見ながら足を向けられてみてはいかがでしょうか。
妙な混雑もなく、案外穴場かもしれません。
冥土の土産は多すぎても邪魔になりませんよ。
上手に伝わったかどうか、なかなかの迫力でした。
15分間隔で行ったり来たりするので、ありがたみには欠けるのかもしれませんが、紅葉を見ながら足を向けられてみてはいかがでしょうか。
妙な混雑もなく、案外穴場かもしれません。
冥土の土産は多すぎても邪魔になりませんよ。
Posted by Nori
at 2013年10月08日 16:48
