2013年10月07日

収穫がてらの旅1

収穫がてらの旅1「ハロウィンカボチャの収穫の時期です」と連絡をくれるのはJRの駅の中でも日本一高い場所に位置する野辺山駅のすぐそばで集客力ナンバーワンを誇る居酒屋「花ふぶき」のマスターで、もう10年以上の付き合いです。
きのこ狩りに連れて行ってくれたり、私にスノボを教え、左ウデを複雑骨折に導いたのもこの人です。

ゲレンデで手がブラブラしちゃってから8年たった今、左ウデはまっすぐ伸びないので自転車で直進することが不自由です。コンセントまでの距離も脳で考えているよりウデが伸びず、ちょっと遠めです。

収穫がてらの旅1この時期に野辺山に遊びに行くと、アッチコッチでハロウィンカボチャを目にすることができ、「アレはどこかで育ててるのか?」と聞いたことがきっかけで、「じゃぁつくっちゃう?」と、マスターが所有する広大な土地の一部を畑として貸してくれることになり、6、7年前からゴールデンウィーク明けに種をまき、9月の終わり頃に収穫させていただくことを繰り返してきました。
温暖化の影響なのか、育て方に問題があるのか、土を入れ換えたり日当たりを工夫しますが、年々ジャンボカボチャはスモールカボチャになり、今年も最大で30センチほどにしかなりませんでした。
収穫がてらの旅1マスターの話しでは、タネ自体に問題があるのかもしれないとのことですが、ホントのところはわかりません。

「絶好の行楽日和です」なんてお天気オネェさんが言っていた天気のよい週末に収穫に行ってきました。
紅葉にはまだ少し早いようでしたが、精進湖あたりの山の一部は少し色づいてきていて、本格的な紅葉が楽しみです。

収穫がてらの旅1今回はお泊まりモードに決めていたので、時間はたっぷりあります。
いつものように2時間半ほどで八ヶ岳に到着して大自然を満喫することも考えましたが、そぉいえばダンディマーチャン(63)が「はるちゃん、リニアの実験は山梨の方でやってるらしいけど、ドコでやってんだ?」と言っていたことを思い出し、やっと手に馴染んできたスマホで検索してみると、1時間ほどの遠回りながら、さほど面倒な場所でもなさそうなので、ナビのお姉さんに案内をお願いし、甲府南から中央道を東京方面に向け走りました。
リニア中央新幹線の駅の建設予定地が発表されたばかりで、好奇心旺盛な皆さんでさぞ混んでるだろうという思いもありましたが、開業する頃には乗れるかどうかもわからない最速技術をひと目見ようと渋滞覚悟で向かいます。

大月インターで降り、右へ左へとお姉さんの案内に従うこと30分ほど。
田舎町の景色に穏やかな気持ちになりながら「リニア見学センター」の看板を見つけると、いよいよ目的地です。

収穫がてらの旅1山あいで稲の収穫作業の進む田んぼの中にひときわ目立つ大きな建物に心を踊らせ、見学者用の駐車場を目指します。
拍子抜けするほど見学者は多くなく、あっさり駐車することができ、それほど大きくない駐車場も空きスペースの方が多いほどでした。
「イイ季節だ」と思わず口にするほど澄んだ空気と心地よい風を感じながら、みんなが向かう展望台を目指します。
駐車場からは5分ほどでしょうか。
小高い丘にある展望台まで登るとみんなの視線は線路?に向かっています。

収穫がてらの旅1テレビでよく見る風景に感動しながら近くにいたお兄さんにレクチャーを受けます。
お兄さんは重装備で、大きなレンズのついたカメラには大きなマイクまでついていて、20年も前に購入した私の一眼レフがショボく見えます。

「轟音が聞こえたらリニアが来ます。見えてからシャッターを切っても間に合わないので、あらかじめ撮影ポイントを決めて全体を撮るイメージで連写した方がイイかも知れないです。リニアは15分間隔で行ったり来たりしてますから何度かチャレンジしたらいいですよ。」

収穫がてらの旅1とってもわかりやすく親切に教えていただきますが、轟音のイメージがわかりません。
地響きのような音が聞こえると、「来ますよ!」とお兄さんが自分のファインダーに目を当てながら小さな声で教えてくれました。
アチコチから連写音が聞こえる中、私はリニアを追ってしまい、リニアを写真に残すことはできませんでした。

「なるほど。そぉゆぅことか。。。」

収穫がてらの旅1リニアの見える範囲は、トンネルから出てきて消え去る視界で2メートルほどでしょうか。
時速500キロをホンキで出しているかどうかはわかりませんが、思っていたよりもゆっくりに見えます。
山に響き渡る轟音も、行きづりの私達にはリニアの走行音ですが、周辺住民の中にはもしかしたら不本意に聞こえる音なのかも知れません。
撮影場所を変えながら、15分ごとに行ったり来たりするリニアの轟音を楽しんでみました。

収穫がてらの旅1ウワサの最速技術でありながら、展望台には5~60人程度の人しかいませんでした。
行列を作るのが大好きな好奇心旺盛の皆さんのオメガネにはかなわないのか、道中も含め、バカバカしい混雑はありませんでした。
見学センターに入れば、もう少し違う体験ができたのかも知れませんが、行楽シーズン到来、紅葉も進めば、穴場かもしれませんね。
リニアの走行実験スケジュールは公式サイトで確認できるようです。
せっかく足を運んでも走ってないなんてことでは残念ですもんね。ご確認ください。

繰り返される轟音を背に、今回の旅の楽しみのひとつ、原村での食事に向かいます。

・・・つづく



 
収穫がてらの旅1 走行の様子を撮影してみました。要クイックタイム



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Posted by Nori at 09:47│Comments(0)ぶらり旅
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