2012年12月07日
お先にどぉぞ

落ち着きを取り戻し、エアバッグが飛び出るまでのイキサツを話してくれましたが、とてもご紹介できる内容ではありません。
背筋が凍るようなストーリーに、事故に関係した全員が軽いケガで済んだのがせめてもの救いです。
無事生還してくれたからいいようなものですが、若気の至りも程々に被害者となることも加害者になることも許さない旨、キツく申し伝えました。
ましてや、決して当たり前の時間ではない事故。

カラダに痛々しく刻み込まれたシートベルトの跡に手を当てて、この経験を「学び」にしてくれることを願います。
私が加害者となる交通事故を若い頃に起こしてしまったことがあります。
お酒を呑んで運転していい時代などあるはずもありませんが、加害者の私も被害者もアルコール検知器が反応してしまい、免許の使用を一定期間禁じられる処分がつきました。
買ったばかりの新車は廃車になり、ローンばかりが残ってしまい、心も財布も痛い失敗でした。
車屋ケンチャンにお願いし、「動くよ」と1万円で譲ってもらった軽自動車はナンテ名前の車っだったか覚えていませんが、ピンク色の全塗装が施された動くゴミのようなクルマでした。
走ってる最中にマフラーが落っこちてしまい、暴走族の爆音の方が意味のある音に聞こえるほど、ワケのわからない騒音の出るクルマでした。

デカいオトコばかりが乗り込んだチッチャな軽自動車は、ただでさえやっと走るクルマだったのに、3人ものクルマからはみ出しそうなオトコたちを乗せ、快適に走ることなどできるはずもなく、アクセルを全部踏み込んでも法定速度に達しないクルマでした。

清水をお昼前に出発したのに、目的地に到着したのは夕方で、すっかり陽も落ち、着いた温泉は定休日だったか、営業時間を過ぎてしまっていたのか入湯することはできませんでした。

山道には街灯もなく、辛うじて灯いているヘッドライトが暗いので、ハイビームにして走るのですが、対向車から「まぶしい!」とパッシングされることもなく、上り坂では、走っている音は時速100キロなのに、実際の速度は20キロ程度で、ウシロのクルマをイラつかせます。

道幅が狭く、追い越し禁止の道路なのに、皆さんはバンバン私たちを追いこしていきます。
私たちは次から次に現れるカーブを安定感たっぷりに地道に進んでいきます。

私のクルマが爆発したのなら意味もわかりますし、乗ってて気づかないわけもありません。

道をふさぐような事故になっていましたが、大オトコたちの乗ったクルマはチッチャいので、無事通り過ぎることができました。
けが人もいないようでしたし、しばらく行くとパトカーとスレ違ったので、すべて順調です。

私のクルマでは全速で走ってもいつ公衆電話にたどり着けるかわかりませんでしたから。。。
清水に着いたのは深夜になってしまいました。
ケガもなく無事到着いたしました。
Posted by Nori at 08:41│Comments(0)
│ゆかいな仲間たち
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