2012年09月08日
歌うならどうぞ

たいていの場合、食事と言う素敵な表現を使い、食べ物5%、飲み物95%のパターンになるわけですが、まれに私の華麗なトークの最中に、「歌いたい」と言い出す種類の人たちがいて、カラオケを完備した店にわざわざ移動することがあります。
ウワサの「ワイン食堂」も、最近デビューを果たした料理の腕も粘土細工も一流な「イタリアン粘土工場」も然りです。
私はカラオケがキライと言うのではなく、ノドに厄介な爆弾を持っておりまして、医師の判断により、ノドに負担のかかる活動を制限されていることもあり、断わり切れない場合を除いて、そういった音楽活動は控える立場にあります。
バンド活動もしてきましたし、聞くことも歌うこともキライではありません。
先日、「歌いたい人」と食事をする機会がありました。
話すネタはたっぷりあるわけで、お届けする話題で退屈させた覚えもないのですが、「歌いたい」と言い出しました。

店内はほぼ満席の状態で、スタッフ不足の中、私たちのテーブルにはマスターが直々にホストとしてついていただきました。
次々に歌い手が代わる中、友人の番が訪れました。

「同席した人の歌を聴け!」と言うのです。
「あんた」と言う言葉にもカチンときましたが、どうやら冗談でもなさそうな叱咤激励に、近くに座っていた私と呑み友達のスタッフに精算をお願いし、店をアトにしました。
友人にアタマを下げると、むしろ自分が謝るべきだと新たな友情が芽生えるのですが、「歌いたい人」は聴かせたいのでしょうか?

マスターが言わんとしている意味は理解できますが、誰かが歌っている最中にトイレに行こうが、誰かと話しをしていようが、ある意味私にとって退屈な3分間をどう過ごそうが自由な気もしますが、マスターの流儀には反していたのでしょう。

テレビで拝見するようなホストクラブのパフォーマンスのように、歌の最中に合の手を入れたり、歌い手を盛り上げろと言うのであれば、そんなのはお店の仕事でしょ?と思ったりもするのですが。。。

私と話すことを選ばず、ひたすら機械に向かって選曲し、「歌いたい」と思った人の主張を笑顔で受け入れた私の寛大さを評価してくれる店には、カラオケはありません。
Posted by Nori at 13:35│Comments(0)
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