2012年07月12日
優しくないクルマ

週末、国産ディーラーに転職した友人から「エコカー減税の駆け込み展示会」を開催するので来て欲しいと電話がありました。
先日「クルマ屋ケンチャン」からもエコカー減税が打ち切り間近っ!と聞いておりましたので、なるほど駆け込み需要を狙った展示会である意味はわかりました。
もちろん私には購入する余裕もなければ理由もありません。



「週末だし、展示会なので、混んじゃうと思うから電話してから来てね」という言葉に反し、現場に着いてみれば「展示会・・・だよね?」という空気。
手持ち無沙汰の店員さん達が駐車場や店内まで誘導してくれたり、もはや私たちは完全VIP待遇のロックオン状態でした。
ショールームには私たちだけ。自動演奏ピアノの音量が気になるほどの雰囲気に展示されている車は6台。

不景気・・・なんですよね?
やはりオススメは、時代が生んだ小型の電気自動車。
充電時間や、走行距離、充電スタンドの普及率、充電コストなどを聞きました。
そのディーラーにも充電設備が設置されていて、お客さまが自由に使えるようになっているとのことでした。営業所ごとに設置も進み、その規模は徐々に拡大中とか。
地球や環境に優しくて支えるインフラも充実するのはイイコトです。

「実は毎晩のように充電に来る人がいるんです。他メーカーのクルマも来ます。充電のコンセントはどのメーカーも共通なので、充電できちゃいます。ずっと見ているわけにもいかず、かといってウチのメーカーのクルマに乗っていただいているのは必ずしも近隣の人たちばかりではなく、遠方から営業所で充電できることを頼りに来られる人もいるので安易に制限はできない・・・、原則自宅の充電設備を使ってもらうことになっているのですが・・・」と言います。

それで「ウチは地球に優しい車にしたの」なんて言っちゃうのでしょうか。
私には考えも及ばないばかりか理解することもできません。
現在のところ、そういう行為を窃盗と位置付けることも難しいようで、友人も頭を抱えておりました。
税金の使われ方については様々な議論がありますが、そういうことができる人たちの主張を聞いてみたいと

「地球に優しい車」は「とっても家計に優しい車」でした。
テレビのコマーシャルで感じるイメージとは掛け離れた現実を知り、イヤなキモチになりました。

テナントビルなので、他のオフィスに来る人がそうすることも少なくありません。
「カラン」「カラカラ」「カラン」「カラカラ」
・・・何の音かとベランダから顔を出してみますと、30代後半くらいの女性がゴミ袋から空き缶を取り出し、自販機の横に設置されたゴミ箱に入れています。
「ナニしてるの?」と聞けば、悪びれた様子もなく「空き缶を入れてるの!」とニラミ返します。
「どんなキモチだ!?」と聞くとナニも言わずに空き缶を捨て続けます。
「チョットまってろ!」とオフィスを出て階段をかけ降り、自販機が見えると、彼女の車が

彼女は行ってしまいました。ゴミ箱はほぼ満タンで、ビールやジュースが混在していました。空き缶を入れてきたゴミ袋まで押し込まれていました。
100メートル先にある自販機で買った缶コーヒーを飲みながらココにたどり着き、飲み終わった空き缶はココに捨てればいいと思います。

捨てることができる人たちは「だったら自販機を置かなきゃいいのに!」と言うのが目に浮かびます。
私鉄電停付近の銀行やスーパーでは「いつも利用してるデショ!」の決めゼリフと共に無断駐車されることを憂いています。
しかしこれもまた「法」には触れないことなんですよね。
満タンになってしまったゴミ箱から空き缶を取り出しました。
私が設置した自販機ではありませんので、まとめたモノをソコに置いたままでいいのかわかりません。
次回のビン・缶の収集日を調べてみます。
Posted by Nori at 09:09│Comments(0)
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