2013年10月22日

策士策におぼれる

策士策におぼれるやっとと言うか、遂にと言うか・・・
晴れて母校の体育館が借りられたことを発表できる段階になりました。
「地域と学校が一丸となって」と、あたかも協力関係があるように聞こえてくる口癖のように唱えてきたお題目も、「ホントなのか?」と疑わしい事態が続いてきました。
今年の3月。
ふたりの若い女性が私のオフィスを訪ねてきました。
「ムスメ2号チャンからの紹介でお邪魔しました」と言うふたりは、ムスメ2号の同級生で、ひとりは「子ども会時代」に一緒に活動を共にした見覚えのあるユキちゃんでした。
策士策におぼれる中学生当時、生徒会活動をしていたと言うふたりは20歳になっていました。
そりゃぁ化粧も覚え、オフィスで会ってなければうっかり鼻の下を伸ばして声をかけちゃうかもしれない美人ちゃんたちに、「町や呑み屋で会った時にはそちらから声をかけるように!と注意事項を伝え、彼女達の話しに耳を傾けます。

私たちの住む町では2年前まで、地区ごとの開催となる「成人式」を、連合自治会を中心とした地域内の各種団体の協力で開催してきました。

策士策におぼれる私たちの頃には市全体の「成人式」だったのですが、10年ほど前から行政からのお達しにより、地区ごとの開催に分散されました。
そうなった根拠は省略しますが、突然「オマエらがヤレ!」と言われてもノウハウも実績すらない「地域開催」に戸惑いながら、知恵も汗も出して少しずつ地域色のある「成人式」につくりあげ、子ども会の子ども達に式に参加してもらったり、観覧を希望する保護者の皆さんにも参加してもらえるように工夫をしながら、ある意味、地域全体で祝福できる形になってきた矢先、またもや行政から「市全体開催」に戻すと言う通達が、私達の立場からしてみれば一方的な形で伝えられました。

策士策におぼれる私達の意見を求められる機会は一切なく、了解したと言う一部の連合自治会の役員の見解だけで決まった「地域開催中止」の知らせは、一生懸命取り組み支持してきた多くの地域住民を残念な気持ちにさせることになりました。
実際、私ごときの耳にも「成人式復活」を望む声は届いていましたし、関係者の皆さんもそれを望んでいました。
昨年はなんとか「市全体」の「成人式」に加え、「地域開催」もできないかと、いろんな人が、いろんな形で連合自治会に対し、働きかけてきましたが、連合自治会の「必要無し」の見解が変わることはなく、「地域で祝ってあげようよ」と言う思いが話し合われることもありませんでした。

策士策におぼれる私達とは別の形で昨年から動いていた「成人になる若者達」もいたようですが、残念ながら彼らと私達がつながることができず、今年の1月には「地域開催の成人式」の実現には至りませんでした。
そのことが問題視されるステージすらない中で、来年1月に「地域開催の成人式」を希望する彼女達は私達にたどり着くことができました。
私達が企画して子ども達にイベントや遊び場を提供することは「よくあること」ですが、子ども達から「助けてください、協力してください」と言われたのは長年この活動に携わっていて初めてのコトだけに、立ち上がらないはずはありません。

策士策におぼれるとはいえ、現在ナンの役員でもない私だけでどうすることもできないわけで、地域で活躍中の皆さんに声をかけ、話し合いの席を作ってもらうことにしました。
子ども達は私のところに来る前の段階で、学校に体育館の借用を直接お願いしたようなのですが、「卒業生とはいえ、子ども達に貸すことはできない」と、一蹴されていました。
連合自治会の傘下にいる団体の皆さんも、一旦中止を決定した連合自治会に反目に見られる行動は控えなければならない立場で、わかりやすい行動がとりにくく、立場やらシガラミやらで、結局ウラから手を回そうが秘密結社のような動きをしようが結論にはたどり着くことができないまま時間だけが過ぎていきました。
策士策におぼれる言わば、私達にコトの成りゆきを任せた子ども達にとっても連絡網の準備や、万一体育館が借りられなくなった時のための会場確保などタイムリミットはどんどん迫るわけで、9月のはじめには「ホテル抑えておいた方がいいですか?」と若者に恐る恐るお伺いをたてるための言葉を選ばせる段階まで話しの進展はほぼない状態でした。
「一旦振り出しに戻してナンで貸してくれないか?ではなく、どうやったら借りられるかを直接校長に聞きに行こう!」ということになり、これまでのイキサツや町の思い、決して連合の決定事項に背くものではないことなどを説明すると、アチコチから聞こえてくる大人達のシガラミを伴う迷路に落ち込んでしまっていた校長のアタマも整理されたようで、「それなら」と関係者らとのやり取りのアト、ようやく「地域開催の成人式」が実現することになりました。

策士策におぼれる「策士策に溺れる」 妙なシガラミや、ナリを整えようとしたためにずいぶん遠周りをしてしまいました。大人の弱点なのかも知れません。
彼女達のように、いきなり直談判していればと思うと、イラつき続けた半年以上がナンともむなしく感じます。

必要な書類は子ども達が制作し、子ども達が主催者となって開催するスタイルも初めてのコトですが、地域内には賛同者も多く、会場の準備や下働きなどの協力を私達がすることでまとまっています。
開催決定の報告は子ども達にしてもらうように学校側にはお願いしてありました。
昨日その知らせを受け、満面の笑みでオフィスに現われたユキちゃんは喜びを隠しませんでした。

よかった。よかった。
       



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この記事へのコメント
学校の体育館を借りて、地域の成人式が行えるようになり
良かったですね。静岡市全体となると大がかりなものとなり
なんとなく地域の繁栄が薄れるような感じがしますね。
若者のが自身の手で成人式を成功させるのは素晴らしい
ことです。来年が楽しみですね。
Posted by なっちゃんなっちゃん at 2013年10月22日 18:06
なっちゃんさん、こんばんは。
本当に、本当にやっと借りられました。
なにより、子どもたちと力を合わせて借りられたということを喜んでいます。
表現しにくい難問やシガラミ、勘違いした権力や無駄な駆け引き。。。
みんなでいろいろ体験しました。
口ではイイコトを言いながら、現実はそうばかりではなく、すんなり子どもたちが借りられなかったことが残念ですが、ともかく借りられました。
地域開催がなくなり、残念がっている地区もまだまだたくさんあります。
復活させたことで、良きお手本となれるように子どもたちと共に成功を目指します。
Posted by NoriNori at 2013年10月22日 19:32
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