2012年12月13日
イッピョウの重み

本来であれば「投票日」に投票することが望まれるのでしょうが、トンネルを通る予定はないものの、どんなに気をつけていてもその日に生きていられる保証すらない時代に、投票先が決まったのであれば先に済ませてしまおうと言うことで、区役所に向かいました。


思うほど待つことなく駐車場に入ることができましたが、どうやら期日前投票の来所者による混雑のようで、区役所内に設置された仮設投票所もなかなかの混み具合です。
ずいぶん昔に同様の期日前投票に行った時には、投票日に投票できない理由を証明できるものや書類が必要だったような気もするのですが、簡素化されたのか、氏名・住所・生年月日を書き込むだけです。
隣で付き添う担当のお姉さんが、書き込んだ用紙を確認すると、「理由にシルシをつけてください」と、用意された4つほどある理由の中から最も近い理由を探していると「どれでもいいですよ」と、かなり簡素化されていました。
パーテーションで仕切られた仮投票所に入ると、段取りよく移動でき、混み合っているように見えたロビーの印象はなくスムーズに進めます。

「比例」は、「政党名をお書きください」と指示がありましたが、「最高裁判所裁判官国民審査」は特に注意事項はありませんでした。
例の「辞めさせたい裁判官選び」です。
「辞めさせたいための情報」はないものだとばかり思っていましたので、何の意味があるのか?とか、無責任な選挙だと思っていましたが、裁判官が関わった裁判や判決内容などが新聞などで公表されているらしい・・・とアンジーが教えてくれました。
新聞を取っていない私は、その情報にたどり着くことができません。
公職選挙法で立候補者がネット上で選挙活動をすることは制限されているようですが、「最高裁判所裁判官国民審査」もそうなのか?と、探してみればなかなか上手に見つからないものの、ヒットしたサイトを流し読みしてみると、これまでに罷免されてしまった裁判官はいない模様です。

仮投票所の係のオジサンも、そのあたりを熟知された方かどうかはわかりませんが、せめて「×以外の記号を書いてはいけません」くらいのアドバイスはくれてもいいんじゃないかと思いました。
投票用紙には確かに小さな文字で注意書きはありましたし、投票所内には同内容を示す注意事項も表示されているのだとは言いますが。。。

私が停学になった理由に比べれば、はるかに大きな問題が見逃されているように見えます。私はどんなに謝っても見逃してもらえませんでした。

「国民を裏切っちゃったんだから解党しようよ」と言う当たり前の議員さんは一人もいないばかりか、鞍替えをしたり、「イチから出直しさせてください」とまだヤル気です。
一般の企業ならそうはいきません。
私の選挙区では4つの党から4人が立候補しています。
「決められない政権」などと言いますが、決めることができても責任を取らなくていい政権を求めているわけでもありません。
どこかのマニフェストに書いてあった「責任ある政治」という言葉も、マニフェスト制作委員会の方たちだけで並べた耳障りのよい言葉ではないことを願うばかりです。
そういう意味も込め、投じた1票が生きてくれるといいと思います。
Posted by Nori at 09:22│Comments(0)
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