2012年09月28日
足を引っ張るなら

できレースとまで言われた政権与党の党首戦に比べ、報道も華やかに見えますが、早くも総裁選の結果をめぐり、民意と国会議員の意識の乖離が取り沙汰され、選挙方法の在り方にまで言及し、遂には再登板となる新総裁が政権を投げ出したことや体調不安にまで話しは及んでいます。
見方によっては確かに面白い報道のようにも感じますが、最初からわかっていたことをほじくり返したり、結果が出た後、アメリカ選挙のネガティブキャンペーンのように本人にとって痛いところを突きまくる風潮はどうも好きになれません。

であれば、自分が立候補してもいいでしょうし、どなたかを推薦しても良さそうなものなのですが、そういう風潮に乗っかってしまう人たちは決して行動は起こしません。
そんな一方で、自治会長であることを「ほかならぬ栄誉だ」と感じている人もいて、名刺制作 をしている私のところに来て、名刺の裏側にありったけの役職名と共に、自治会長と記載してくれと依頼される方もいらっしゃいます。
その方が自治会長として適任かどうかはわかりませんが、必ずしもいいウワサは聞こえてきませんし、長年に渡りその座に君臨し続けていたりしますので、それはそれでまた厄介だと、更にウワサは広がります。

私は現在自治会の表舞台にはいませんが、青少年育成部や子ども会の裏方として協力させていただいております。
直接関わり始めた時期からは20年近くが経ちました。
育成部や子ども会の活動が活発になればなるほど、いろんな声が聞こえてきたこともあります。
足を引っ張るだけで、代替案などのアドバイスではない声は、《貴重なご意見》として聞き流した上で、できるだけその声の主に活動が見えるように活動を展開します。

やがてこちらの活動が地域から認知されるようになると、文句だらけだった人たちも、のらりくらりと活動に参加してくれます。
そうなれば、両手を広げて大きな心で迎えるだけです。
小さな田舎町でのそういう方たちの行動は、やがて「口うるさい人」というレッテルが貼られてしまうのですが、そんな頃になるとやはり手の平を返したように擦り寄ってきたりするのも特長のようです。

誰もが住み良い町を望んでいるのだとしたら、ジャンケンで負けたり、持ち回りでイヤイヤ選出された多くの役員さんが集うステージに来て、陰口ではなく、町がよくなるための具体的なご意見をご披露いただければいいのになと思います。
他人が食べたカレーの値段を気にするよりも、町を歩けばもっと気になることがあるかもしれません。
力のある人ほど自治会活動から去って行く。そしてその人は2度と表舞台には現れない。そんな言葉を聞いてからずいぶん長い月日が経ちました。
どーせ引っ張るなら隠れてしまった「力のある人」の足を引っ張って、今一度表舞台に引っ張り出すことができる町になったらいいと思います。
Posted by Nori at 09:32│Comments(0)
│独り言
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