2012年08月23日
入会金無料の病院

何も考えずに、そういうものだとして口にしていることはたくさんありますが、ナニも考えずに日常生活に受け入れてしまっていることもたくさんあるんだと思います。
ハヤッ!タカッ!スゴッ!ヤスッ!マズッ!ウマッ!
・・・ついにはあの三浦友和氏までがホッペタをバカボンにしてウシッ!なんてコマーシャルにまで登場し、受け入れ難く、違和感を感じると思っていたのも束の間、私の周囲でガンマーGTPを気にする大人たちまでがカラッ!なんて使いだし、認知されたとは認めたくないものの、感嘆詞のような形容詞のような言語として流通するようになってしまいました。

ゲリラ豪雨にしてはピンポイント過ぎるのですが、思わず口から出た感性に感心しながらヘンな発音・・・と思いました。

ルーツが東北にあるのかは知りませんが、猿が人間に進化したスピードよりはるかに早く、次々に変わる言語が便利に使われているのだとしたら、これも進化の過程なのでしょうか。

バーベキューに至ってはBBQ(ビービーキュー)なんて言われ、元の言葉より長くなってたりします。
私たちがギャル語などと呼んだ時代の言葉はとっくに消え失せ、死語という言葉さえ死語になりつつあり、ヘタに使えば年寄り扱いされたり、冷ややかにそして大胆に失笑を食らってしまいます。
しゃべり続ける以上、次の進化で口が無くなるとは思えませんが、情緒あふれる表現が消え、人間が記号のような言葉でだけやり取りする進化でなければいいと思います。
先日テキスト入力の仕事をしていてアレ?と思ったのですが、お客さまが「医者に行く」と書いた文章を「病院に行く」と訂正した上で、シルシをつけました。
しかし、日常会話の中では「医者に行ってくるよ」なんて使ったりしています。

先生を「お先生さん」とも呼びませんし、「学校に行ってくる」を「教師に行ってくる」とは言いません。
指摘すればわかるのに、間違ったまま一般的な言葉として使われています。
また眠れなくなりそうです。
それより、なぜお医者さんはタメグチなんでしょうか。
なぜ「どうしちゃいましたかぁ?」って聞くんでしょう。
なぜ私たちは「風邪ひいちゃったみたいです」と答えちゃうんでしょう。
なぜ受診後、「お大事に」なんて言われちゃうと、「ありがとうございました」って言っちゃうんでしょう。
お医者さんが「ありがとうございました」って言うのを聞いたことはありません。


きっと事務的で、不機嫌に見える看護婦さんはいないはずです。
Posted by Nori at 08:58│Comments(0)
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