きせつのはるにたんぼのＴＡ

冬ごもりしていた虫たちがはい出る頃という二十四節気 の「啓蟄」を迎えると、少しばかり陽も伸びたようで、我が社の守神のライトアップも昨日までの１７時半から１８時半にタイマー設定を変更しました。

残念な結果となってしまった北海道の暴風雪や、厳しい寒さで梅の開花が大幅に遅れていると聞こえてくる冬景色の一方で、平年より早くウグイスが鳴き始めたり、モンシロチョウやツバメが飛び始めてるなんて、慌てん坊の動物たちのニュースに加え、沖縄では早くもセミの初鳴きを観測したのだそうです。

こうなると季節の変わり目にこそ万全の体調を維持しなければならない私としても、変わり目がどこだかわからなければ、長期に渡る臨戦体勢を続けているウチに疲れ切ってしまいそうですが、どなた様も体調管理にはくれぐれもお気をつけください。

コレでもか！というほどの暴風だった春一番から数日が過ぎ、朝晩の冷え込みは残るものの今日は春らしい陽射しで、雲一つない静岡の陽気は緑になった木々に反射して、少なくとも前向きな気分になれます。花見の頃に感じる穏やかな陽射しを取り戻しつつあるんでしょう。

アンジーんトコのムスメさんも変な事件に巻き込まれながらも高校を無事卒業し、進学も決まったと朗報が届きました。
夢にまた１歩近づき、胸をはずませ、輝ける少女の行く先を無駄に憂うコトなく、私自身も応援できる大人であり、またそんな社会であって欲しいと願います。

なかなか進まない復興も、新たな天災に苦しむ人達も、魔法のように一転することはないのでしょうが、春は少しずつ嬉しいプレゼントを運んでくれます。

もう、羽根を閉じて。
頑張らなくても大丈夫。
いろんな縛りから解き放たれて、
休めた羽根で
今度はゆっくりゆっくり、
空を楽しめばイイよ。

素敵な詩に出会えるのも、春だからかも知れません。