きせつのはるにたんぼのＴＡ

ブログに度々登場し、「アタシばっかりヤンキームスメみたいに書いて、ナンで２号の事は書かないのよ！」と、最近私の前ではブログネタにされることを恐れるあまり、無口を決め込んでいるムスメ１号ですが、今さらダンマリを始めたところで近々掲載を予定している「ピンク電話事件」ほか、まだまだエピソードの宝庫のクセにいつものようにハネッカエッテおります。

ともあれ、お叱りを受けましたので、リクエスト通り、ムスメ２号の話題にしてみようと思います。


しかしながらムスメ２号を書くにあたってムスメ１号を避けては通れず、やっぱり登場しちゃうことを彼女はわかっていないのかと、また新たな伝説を創出し続けています。

ちなみに、現在人気記事ランキングで堂々第１位の「思いがけず旅・・・」の主人公はムスメ２号です。

ムスメたちが小さな頃は、休みになるとよく「まかいの牧場」へ遊びに行きました。
おとなしい動物達と触れ合いながら丸１日遊べるので、引率する大人にとっても便利な場所で、ムスメ２号は特にウサギやハムスターのエリアが好きでした。
動物が好きで、犬の種類ならどれほど言えるのか、本で覚えたカタカナの名前を言っては「欲しいなぁ～」なんてよく言っていました。
就職し、研修が終わると配属先が今夏新設されたペット関連部門で本人も喜んでいるようです。

まかいの牧場は清水から１時間半ほど走った朝霧高原にあるのですが、途中高速道路から見える工場地帯にはたくさんの煙突が立ち並び、そのどれからも決まって煙を吐き出していました。
私は幼いムスメたちに「今日もたくさん雲を作ってるねぇ」と言ってきました。
「ちゃんと教えて上げなさいよ！」と言う人もいましたが、「今日も有害物質たくさん出してるねぇ」よりはイイだろ！と、「雲」製造工場の方向で話すことになり、ムスメたちも「まかいの牧場」に行くたびに煙突を見つけると「雲作ってる」と言うようになりました。

時は過ぎ、ムスメ１号が高校に入学した頃だったでしょうか、信州方面へ遊びに行く道中、富士市内を走っていた時、かつて見慣れた工場を指差しながら「ねぇ、あれ雲じゃないよね」と、ちょっと薄目で言い出しました。
「ぇ、今？」
・・・まさかの大発表に、震える肩を頑張ってこらえつつ言葉を飲み込みました。
「ガッコでさぁ、雲がどぉやってできるかって勉強の時にサァ、煙突！って言っちゃったんだよねぇ」「だって、小さい頃よく見たモン！」まで言っちゃったんだよねぇ。。。と、オカンムリな様子。
中学に入ったばかりの３つ違いのムスメ２号も「ぇ、そぉなの？」と。

「ぇ、そぉなの？」が出たら放っとくわけにはいきません。
ムスメ１号をなだめすかし、話題変更。
ムスメ２号を泳がす作戦に。

いつかはわかることだと思いながら、かと言って敢えて訂正することなどミジンも感じていなかったのに、このムスメたちは長い間、私のヨタ話しを信じて生きていました。

更に時は過ぎ、泳がせていたことすら忘れていたムスメ２号の中３の夏。
ムスメ２号が、かつて見慣れた工場を指差しながら「ねぇ、あれ雲じゃないよね」と、ちょっと薄目で言い出しました。
以下同文

たぶん夏休みを前に入道雲を例に「雲の仕組み」を勉強するんだと思います。

幼少の頃、サンタクロースに手紙を書いていたムスメたちが、住所を知ってるなら電話も知ってるでしょ？とせがまれ、日本語はしゃべれないんだよと言いながら、会社のファックス番号に電話をし、ピ～ヒャラヒャラピロピロという例の音を聞かせたところ、「パパすご～い！」なんて言われたのを思い出しました。

サンタの存在についても聞いてみようと思います。
まさかとは思いますが、まさかの結果の場合、またご報告いたします。
サンタを三太だと思い、｢日本人？」て聞くそんな二人が大好きです。
｢うん、三男」と答える私も好きです。