2013年02月07日

上品ぶった無意味

上品ぶった無意味島根県奥出雲町が昨年夏に公園などに設置した大理石製の彫刻のダビデ像とビーナス像について、「(ダビデ像に)下着をはかせて」など、町民から苦情が殺到したと報じられました。
芸術とワイセツが同じ土俵で議論されるのは正しいことだとは思えませんが、その昔、「8時だヨ!全員集合」を見ちゃいけませんと教えてくれた人達を思い出しました。
きっと島根でも小便小僧があちこちでオシッコをしちゃってるんだと思われますが、パンツを履いたままビチャビチャになっちゃっている方が、むしろエッチに思えてしまうのは、私の性癖に問題があるのかも知れません。

上品ぶった無意味この話しは海外でも早速取り上げられてしまっているようで、もしもダビデ像にパンツを履かせることになれば、次はミロのビーナスにブラジャーを着用させることになりかねないと指摘していますが、ビーナス像には腕がないため、自らでブラジャーを着用することは難しいと皮肉られています。

「上品ぶった無意味」

「日本人は世界最小サイズだから」

「男は自分の欠点を示すべきではありません」

「彼らはダビデのサイズを超えられないので嫉妬している」

「日本人男性はダビデ像の局部の大きさにおびえている」

・・・などのコメントが寄せられ、基本的には冷ややかな反応となっているようです。
かくゆう私も現在同じような論争に巻き込まれています。

上品ぶった無意味釜平でお馴染みのステファニーと仲良しのワコさんは、私とも仲良くしてくれています。
先日、「焼酎のツボを手に入れたんだけど、台がないので使いにくい」という話しになり、大工でも木工屋さんでもない私に「はるちゃん、作ってくれない?」と依頼がありました。
なぜ、私が作れると思ったのか全くもって不思議な話しですが、釜平のカウンターに鎮座している同じような「台」であれば、素人の私でも作れるかも知れないと、カウンターを陣取る無責任な応援団をバックに、いつもの安請け合いをしてしまいました。

上品ぶった無意味ツボのカタチもサイズも様々でしょうから、ツボを預からせて欲しいと言うと、翌日つき立てのお餅を持ってオフィスに来てくれました。
見本となった釜平バージョンは2枚の板を組んだだけのXタイプで、ワコさんもそんなものを想像していたはずです。
早速、材料となる板や道具を仕入れるためにホームセンターに向かい、実際の板を見てみれば、「あーしよー、こーしよー」とアイデアが浮かび、設計図もだんだん複雑になっていきます。
とは言っても所詮素人のマネゴトなので、当然技術力には限界があるわけで、材料の選定さえも、目的通りに選べているのかどうかわかりません。

上品ぶった無意味持ち帰った材料とにらみ合うこと数分間。

案ずるより産むが易しと、答えのない芸術作品の制作が始まりました。
アーでもない、コーでもないと外野の野次に影響されながら、構想通りではない作品は、1週間ほどかけ、目的を果たせる形で完成しました。

釜平にいつ現れるかわからないワコさんに連絡すると、「釜平に預けておいて」と言うので、指示に従い先週置いてきました。

上品ぶった無意味素人の処女作にしてはデキがいいと、その場に居合わせた先輩たちにも誉められ、私自身もかなりの達成感が得られた作品だけに「ムスメを嫁に出すよーだ」と、涙ぐんでみたりします。

それから数日が経った昨夜、釜平に行くと、預けておいた作品がなくなっていたので、「ワコさん取りに来たの?」と聞くと、「あんまりみんながセクシー、セクシーって言うから、アタシもそんな風にしか見れなくなっちゃって、恥ずかしいから仕舞っちゃったワヨ!」と母さん。

上品ぶった無意味そんなつもりで作った覚えはありませんが、セクシーに見えると言ってもらえたことが嬉しいと気をよくしていると、いつものマーちゃんが見たいと言うのでシブシブ母さんが持ってくると、マーちゃんにはそのセクシーさがわからないようで、「なんでもないじゃん・・・」と、作者を目の前に「ドッてコトない」と無神経な発言を連発します。
「イヤイヤ、恥ずかしい!仕舞うワヨ!」と昔の乙女が顔を両手で覆いながら「もォ~、ワコさん早く取りに来てくれないかしら」と失礼極まりない無礼な発言をありったけ言いながら片付けてしまいました。

上品ぶった無意味コーラの瓶が、女性のカラダをモチーフにして作られた話しは有名ですし、モナリザの微笑をセクシーだと言う人もいます。

しかし、モナリザを見ながらコーラをドキドキしながら飲んでる人にお会いしたことはありません。

上品ぶった無意味
一部のかたよった主観が体勢となってしまうかもしれない現代において、芸術にしろ、体罰にしろ、本質を理解する努力をしないまま、安易に意見を言える風潮はイマドキと言えばイマドキなのかも知れませんが、変質者がコートをひろげて女子高生たちを驚かすようなそのものズバリでもないのに、まるで、エロ本やアダルトビデオがそこに置かれているように見えてしまうその人の知性を疑うべきだと思います。

上品ぶった無意味ましてや木の造作。。。

カワイイ壺に合った優しいイメージで作ったはずですが、「ずいぶん昔の乙女」のトンだ妄想によって下品な作品となってしまった「人の心を動かす芸術作品」は、現在釜平の暗く寒い押し入れの片隅で、ワコさんに手渡される日を怒りにまみれて待っています。

島根の皆さんの懸命なるご判断に期待したいと思います。 

M字開脚ッ!!          



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Posted by Nori at 17:13│Comments(0)独り言
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